2025年1月15日 短距離弾道ミサイル発射するも、関連報道せず
韓国軍は、1月14日、北朝鮮が同日午前9時30分ころ慈江道江界付近から短距離弾道ミサイルと推定される飛翔体数発を発射し、約250㎞飛行して東海岸沖に弾着した旨を発表した。
しかし、朝鮮中央通信をはじめとする北朝鮮の報道機関は、これまでのところ同発射に関連した報道を行ってない。
こうした対応は、1月6日に金正恩の参観の下、実施された新型極超音速中・長距離弾道ミサイルの試射に際しての顕示的な報道ぶりとは対照的である。
そうした報道の違いがいかなる理由によるものでるかは、定かではないが、一つの推測としては、前者は新兵器の開発(完成)を誇示するものであるのに対し、後者は、配備済み兵器の日常的な訓練であるためとも考えられる。発射されたのが数発であったことからも、それが開発段階のものではないことがうかがえる。おそらくは、一斉発射の訓練であったのではないだろうか。
こうした見方が正しいとすれば、そうした報道ぶりは、北朝鮮が軍事力の存在そのものよりも、軍事装備の開発ぶり(モーメンタム)を印象つけることに力を入れていることをうかがわせるものと言えよう。