rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

2022年11月29日 政論「祖国は強大であり人民は尊厳高い」 標記政論は、表題に示されているとおり、「祖国の強大さ」と「人民の尊厳」をキーワードにして、忠誠、献身を訴えたもの。特徴的な部分を抜粋する。 「強大な祖国と人民の尊厳! これは不可…

2022年11月27日 金正恩が火星砲17発射功労者と記念撮影、開発関係者を昇格 本日の「労働新聞」は、先の「火星砲17」の発射に関連して、①金正恩が発射功労者と記念写真を撮影、②発射に用いられた台車(TEL)に「共和国英雄」称号など授与、③火星…

2022年11月25日 第5回保衛幹部大会を開催 本日の「労働新聞」は、標記大会が11月19日から23日の間、開催され、金正恩が大会参加者あてに書簡を送ったことを報じる記事を掲載した。同大会の概況は、次のとおりである。 主な参加者:朴正天(党…

2022年11月24日 金予正が韓国非難の談話を発表 朝鮮中央通信は、本日、同日付けの「金予正朝鮮労働党中央委員会副部長談話」を報じた。 同談話は、韓国外交部が北朝鮮の「自衛権行使」(先の火星17発射)に関連して、「『独自制裁』措置を検討して…

2022年11月22日 金予正が談話発表、国連安保理での北朝鮮ICBM発射審議などを非難 朝鮮中央通信は、22日午後、同日付けの「金予正朝鮮労働党中央委員会副部長談話」を報じた。 同談話は、国連安保理が北朝鮮による18日の「火星砲―17」発射に関…

2022年11月21日 金正恩の「指導」下、火星17試射を実施 先週一杯、パソコンの不調が続いたりして遅れてしまったが、標記に関し、整理しておきたい。 19日付け「労働新聞」は、「核には核で、正面対決には正面対決で 朝鮮労働党の絶対不変の対敵…

2022年11月14日 評論「我が地で我々のものをもってできないことはない」 標記評論は、端的に言うと、既存制度に対する自信感、信頼の堅持を訴えるもの。 まず、「偉大な歴史と精神、伝統が創造されたこの地において豊富な闘争経験をもって強力な力を…

2022年11月10日 評論「偉大な首領を高く奉じた人民の胆力と覚悟(배심) 主体朝鮮の進軍を止める力は世の中にない」 米韓合同空中訓練に対応する「軍事作戦」に関しては、7日に、その実施が大々的に報じられたものの、それ以降は、国内の「反響」な…

2022年11月8日 「対応軍事作戦」コメント(続) 標記「作戦」に関する主な注目点は、昨日の本ブログに記載のとおりだが、書き漏らした点を補足しておきたい。 短距離弾道ミサイル(2日午前、5日発射)の「戦闘部」つまり弾頭に関し、「空軍基地」攻…

2022年11月7日 米韓空中訓練「ビジレントストーム」への「対応軍事作戦」の概要 本日報道された標記「対応軍事作戦」の初日(11月2日)から4日目(同5日)の作戦行動の概況は、下表のとおりである。 韓国側のこれまでの関連発表と比較して注目さ…

2022年11月7日 米韓合同空中訓練への「対応軍事作戦」実施を報道 本日の「労働新聞」は、「米国南朝鮮合同空中訓練『ビジレントストーム』に対応した朝鮮人民軍の軍事作戦実施に関する総参謀部報道」を多数の写真と共に掲載した。 同「報道」は、冒頭…

2022年11月6日 評論「主体朝鮮の滔々たる進軍は我が党革命路線の科学性と生活力のはっきりとした誇示である」 このところ軍事関係の話題が続いたので、「口直し」に、本日の「労働新聞」1面に掲載の標記評論を紹介したい。 同評論は、「我が党革命路…

2022年11月6日 B-1B飛来の中、中朝国境付近でミサイル発射 韓国報道によると、米国は、5日の「ビジレントストーム」訓練にグァム配備のB-1B爆撃機2機を参加させたとのことである。 なお、同機の朝鮮半島への飛来は、北朝鮮の6回目の核実験に対応し…

2022年11月5日 外務省代弁人声明で米韓を重ねて非難 朝鮮中央通信は、11月4日、同日付けの外務省代弁人声明を報道した。同声明の骨子は、次のとおり。 我々は、「ビジラント・ストーム」訓練の中止を要求してきたが、米国は、「我々の正当防衛対応…

2022年11月3日 北朝鮮の軍事活動、更にエスカレート(加筆版) 昨日の本ブログで予測したとおり、米韓の軍事活動に対抗する北朝鮮の軍事活動は、更に拡大している。昨日来の動向を改めて列挙すると、次のとおりとなる(いずれも韓国軍発表による)。 …

2022年11月2日 朴正天党秘書が談話発表、米韓合同空中軍事訓練を非難。その後、ミサイル3発発射 朝鮮中央通信は、昨日深更、11月1日付けの標記談話を掲載した。 同談話は、現在実施中の米韓連合空中訓練「ビジレント・ストーム」について、「我が…

2022年11月1日 米韓合同軍事訓練の中止を要求する外務省代弁人談話を発表(加筆版) 朝鮮中央通信は、10月31日、同日付けの外務省代弁人談話を報道した。同談話は、本年4月以来の米韓の合同軍事訓練の実施状況に言及しつつ、今般、「歴代最大規…