rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2022年2月28日 第2回初級党秘書大会2日目会議続行 本日の「労働新聞」の第1面は、標記会議2日目(27日)の状況を報じる記事及びその写真で埋められた。 同記事は、「趙勇元同志が(同日の)会議を指導した」とした上で、同日、15人が討論を行…

2022年2月28日 ミサイル発射を「偵察衛星開発のための重要試験」として報道 本日の「労働新聞」は、「国家宇宙開発局と国防科学院、偵察衛星開発のための重要試験を実施」と題する朝鮮中央通信の記事を掲載し、昨27日実施したミサイル発射が、「偵…

2022年2月27日 朝鮮労働党第2回初級党秘書大会が開幕 本日の「労働新聞」は、標記大会が26日、開幕したことを伝えるとともに、そこでの金正恩の「開幕辞」を詳細に報じている。 まず、大会に参加したのは、①党政策貫徹において模範的な工場、企業所…

2022年2月25日 社説「革命的な思想攻勢をより強力に行っていこう」 本日の「労働新聞」は、第1面に思想(宣伝扇動)活動に関する記事を集中的に掲載しており、標記社説も、その一環をなすものである。 社説は、「思想攻勢」の目的に関し、まず、「今…

2022年2月24日 社説「すべての部門、すべての単位において党中央の指示を革命の要求として奉じ徹底して貫徹しよう」 標記社説は、「党中央の指示」すなわち金正恩の意向の絶対厳守を求めるものである。 その根拠として、まず、そこには、「主客観的情…

2022年2月20日 蓮浦野菜温室農場建設着工式(補論) 標記着工式の状況は、昨日のブログで紹介したところだが、今日になって、朝鮮中央放送が報じた映像番組を見たので、それを通じて確認できた点、感じた点などをいくつか紹介したい。 まず、出席軍高…

2022年2月19日 金正恩が咸鏡南道蓮浦温室農場の建設着工式に参席 本日の「労働新聞」は、1月28日付けで金正恩の「建設現場了解」を報じた標記農場の建設着工式が2月18日、現地で開催され、金正恩が出席、演説を行ったことを報じる記事を掲載した…

2022年2月16日 社説「偉大な領導者金正日同志の高貴な革命生涯と業績を長く輝かせ、主体の社会主義偉業を最後まで完成させていこう」 標記社説は、いうまでもなく、今日が金正日誕生80周年記念日にあたることから掲載されたものである。したがって…

2022年2月15日 第2回建設部門幹部大講習が閉幕(加筆版) 本日の「労働新聞」は、2月8日から1週間にわたり、「『主体建築の飛躍的発展と建設の大繁栄期』との主題で行われた」標記会合が14日閉幕した旨を伝える記事を掲載した。同会合に関する…

2022年2月14日 昨年の北朝鮮の穀物収穫は「生産目標の101.1%」 朝鮮総連機関紙「朝鮮新報」(2月14日電子版)に掲載の「省・中央機関幹部連続インタビュー(1)農業委員会安春甲(音訳)責任部員-今年目標は町歩当たり1トン以上の穀物増…

2022年2月14日 第2回初級党秘書大会の今月下旬開催を決定 本日の「労働新聞」は、「朝鮮労働党第2回初級党秘書大会が招集される」と題する記事を掲載し、同大会が「2月下旬、首都平壌で開催されることになる」と報じた。 同記事によると、同大会の…

2022年2月13日 平壌市内住宅建設第2期工事に着工 本日の「労働新聞」は、2月12日、平壌市内の「華城(音訳)地区1万世帯住宅建設着工式」が開催され、出席した金正恩が演説したことを報じるとともに、「華城地区の天地開闢により首都建設の大繁…

2022年2月11日 コロナ渦が北朝鮮経済に及ぼした影響について 標記について、我が国あるいは韓国などでの評価が自国の状況をそのまま投射(あるいは、それよりも一層深刻であろうと推測)したために過大なものになっているのではいかとの印象をかねて…

2022年2月10日 「党中央幹部学校」とは?(11日加筆版) 本日の「労働新聞」は、2月9日に「偉大な領導者金正日同志の不滅の革命業績を深く体得するための中央研究討論会」が開催されたことを報じる朝鮮中央通信の記事を掲載している。そこでの討…

2022年2月8日 社説「英雄的朝鮮人民軍は我が党の領導に絶対忠実な革命的党軍である」(2月9日記) 標記社説は、朝鮮人民軍の創建(1948年2月8日)74周年に際してのもの。 社説は、冒頭「今日、朝鮮人民軍は敬愛する金正恩同志を高く奉じて自…

2022年2月8日 最高人民会議第14期第6回会議開催を報道(加筆版) 本日の「労働新聞」は、標記会議が2月6,7日の両日開催されたことを報じる朝鮮中央通信の記事を掲載した。昨日の本ブログで未報道の理由を推測したが、そのうちの②、すなわち「終…

2022年2月7日 論説「主体的力をより強化し社会主義建設の偉大な新勝利を促進しよう」 今日は、昨日招集されたはずの最高人民会議の報道を期待していたのだが、なぜかそれに関する記事は一切なく、代わりに1面を埋めたのが標記の長文論説である。 論説…

2022年2月5日 金正恩の「旧正月慶祝公演」観覧報道をめぐって 紹介が遅れたが、2月2日の「労働新聞」は、金正恩が夫人の「李雪柱女史」と共に1日に「旧正月慶祝公演」を観覧したことを報じる記事を掲載した。同記事は、この際の同行幹部として、党…

2022年2月2日 「人民経済各部門で1月生産計画を輝かしく遂行」 標記記事は、経済各部門の1月の生産実績をまとめて報じたもの。その骨子は、次のとおりである。 金属、化学部門:「1月人民経済計画を遂行した」(興南肥料連合企業所:「1月生産計画…