rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2022年1月31日 「中長距離ミサイル火星12型の検収射撃」を報道 本日の「労働新聞」は、昨日のミサイル発射に関し、「地対地中長距離弾道ミサイル「火星12」型検収射撃試験実施」と題する朝鮮中央通信の記事を掲載した。同記事の骨子は、次のとお…

2022年1月30日 朝鮮農業勤労者同盟第9回大会を開催 本日の「労働新聞」は、1月27,28の両日開催された標記大会に関連する記事を大々的に掲載している。 その冒頭に掲げられているのは、大会に送られた金正恩書簡「農業勤労者同盟は我々式社会主…

2022年1月30日 最高人民会議常任委員会第14期第19回全員会議開催 本日の「労働新聞」は、1月28日に標記会議が開催されたことを報じる朝鮮中央通信の記事を掲載した。 同記事によると、同会議では、「市・郡建設セメント保障法」の制定、「国旗…

2022年1月29日 内閣全員会議拡大会議開催を報道 本日の「労働新聞」は、標記会議が1月28日、「画像会議」方式により開催されたことを報じる朝鮮中央通信の記事を掲載した。同記事による同会議の開催概況は次のとおりである。 まず、参加者について…

2022年1月28日 ミサイルの連続試射及び金正恩の現地指導等を一挙に報道 本日の「労働新聞」は、盛りだくさんの内容である。 まず、国防科学院によるミサイル試射の連続的実施に関する記事から紹介したい。同記事は、「党中央委軍需工業部幹部と国防科…

2022年1月26日 社説「党決定執行において無条件性、徹底性、正確性の気風が確固とした党風になるようにしよう」(1月27日記) 標記社説は、24日の「政論」でもキータームになっていた「党決定」の徹底執行を正面から訴えるものである。 まず、そ…

2022年1月26日 巡航ミサイル発射を報道せず 韓国報道によると、同国軍は、昨25日、北朝鮮が同日午前、巡航ミサイル2発を発射したと推測される旨を明らかにした(正確な発射時刻、発射場所、飛行距離などについては、「分析中」として明言していな…

2022年1月25日 評論「人民生活向上のための闘争において実際的な前進を成し遂げよう」 標記評論は、「5か年計画の本年課題遂行に総邁進しよう」との共通題目の下、他の記事と共に掲載されたものである。 まず、「人民生活向上」の効用について、「人…

2022年1月24日 政論「百折不屈の精神」 標記政論は、「全国が果敢な突撃戦の気象である」とし、「今日の突撃戦は党決定決死貫徹戦であり、各人間の不屈性は、党決定を貫徹するための実践闘争によって検証される」として、困難・逆境の中でも「党決定…

2022年1月22日 北朝鮮の各種大陸間弾道弾諸元 先日の政治局会議報道により、これまで「猶予」されてきた大陸間弾道ミサイル発射の可能性に脚光が当てられている。こうした中、本日のSPNソウル平壌ニュースは、「米国まで射程圏 北ICBM・・・多弾頭火…

2022年1月20日 党中央委第8期第6回政治局会議開催 本日の「労働新聞」は、標記会議が1月19日開催されたことを伝える記事を掲載した。同記事に基づく同会議の概要は、次のとおりである。 ア 出席者:政治局メンバーのみ(但し、写真では、壁際席…

2022年1月18日 「戦術誘導弾検収射撃試験」の実施を報道(加筆版) 本日の「労働新聞」は、昨17日のミサイル発射につき「戦術誘導弾検収射撃試験」とする朝鮮中央通信の記事を掲載した。同記事の骨子は次のとおり。 主体:「国防科学院と第2経済委…

2022年1月17日 社説「社会主義の全面的発展を成し遂げることについての偉大な思想を徹底した行動実践で奉じていこう」 標記社説は、冒頭に金正恩の「我が党は、社会主義の全面的発展を加速化し、近い将来に自立、自存により繁栄する社会主義強国を打…

2022年1月15日 平安北道鉄道機動ミサイル連隊が「検閲射撃訓練」を実施 本日の「労働新聞」は、平安北道鉄道機動ミサイル連隊が14日、標記訓練を実施したことを伝える朝鮮中央通信の記事を掲載した。同記事の骨子は、次のとおりである。 ・立会者:…

2022年1月14日 米国の制裁措置に反発 北朝鮮外務省代弁人(スポークスマン)は、米国が北朝鮮の先般来のミサイル連続発射に対し制裁措置(ミサイル開発関係者等に対する金融制裁)を発動したことを強く批判する「談話」を本日付けで発表した。 同談話…

2022年1月12日 評論「連続攻撃戦で新たな勝利の活路を開いていかれる我が党総秘書同志」(1月13日記) 標記評論は、12日付け「労働新聞」で、「超音速ミサイル試射連続成功」を大々的に伝えた1面に継ぐ2面に、同旨のいくつかの記事と共に掲載…

2022年1月12日 極超音速ミサイルを再発射、金正恩が参観(加筆版) 本日の「労働新聞」は、金正恩参観の下、国防科学院が11日、極超音速ミサイルの発射実験を行ったことを伝える記事を掲載した。同記事の骨子は、次のとおりである。 参観者:金正恩…

2022年1月11日 社説「党中央の周囲に千万が固く団結した一心団結の不可抗力でより大きな勝利を成し遂げていこう」 標記社説は、「一心団結」が勝利の要諦との立場から、「一心団結」実現のための課題を提示したもの。 まず掲げるのが「敬愛する金正恩…

2022年1月10日 党中央委第8期第4回全員会議コメント(その4:人事関係) 時期を逸してしまったが、標記会議における人事異動結果に関し整理しておきたい。 その概要は、1月1日の本ブログで記したとおり、同日「労働新聞」に別途掲載された全員会…

2022年1月8日 論説「成果からも不足点を求めるのが革命家の姿勢である」 標記論説は、昨日の本ブログで提起した疑問に対する答えとも考えられるものである。 まず、冒頭で、金正恩が先の中央委全員会議で「一年の事業を誇りを持って総括するこの時点に…

2022年1月7日 社説「党中央委員会第8期第4回全員会議の綱領的文献を深く学習しよう」 標記社説の言う「党中央委員会第8期第4回全員会議の綱領的文献」とは、いうまでもなく本ブログでも紹介した同会議での金正恩の本年度課題に関する「結論」及び…

2022年1月6日 極超音速ミサイル試射を報道 本日の「労働新聞」は、国防科学院が5日、極超音速ミサイル試験発射を実施したことを伝える朝鮮中央通信の記事(装輪式発射車両から発射直後のミサイルの写真1葉付き)を掲載した。 韓国軍は、昨日、北朝鮮…

2022年1月5日 党中央委第8期第4回全員会議コメント(その3) 標記会議のうち、金正恩の農村問題に関する報告(「我々式社会主義農村発展の偉大な新時代を開いていこう」)について紹介したい。 同報告は、1日の本ブログで紹介したとおり、基本的な…

2022年1月4日 評論「党中央委員会第8期第4回全員会議の大きな実践的意義」 本日の「労働新聞」は、「偉大な我が国家の富強発展と我が人民の福利のためより力強く戦っていこう」との共通題目の下、先の中央委員会全員会議に関連する記事をいくつか掲…

2022年1月3日 党中央委第8期第4回全員会議コメント(続) 標記に関し、金正恩の「結論」に示された新年度の課題部分について述べたい。 まず、その「基本課題」としては、「5か年計画遂行の確固たる担保を構築し、国家発展と人民生活において顕著な…

2022年1月2日 党中央委第8期第4回全員会議コメント 標記に関し、思いつくままにいくつかコメントしたい。 最初は、今次会議の日程が中央委員会全員会議史上最長とされる5日に及んだことについてである。会議においては、「分科別研究及び協議会を3…

2022年1月1日 中央委員会全員会議が閉幕 本日の「労働新聞」は、12月27日から開催されていた党中央委員会第8期第4回第4回全員会議が31日、閉幕したことを伝えるとともに、同会議の概況を報じる長文の記事を掲載した。 結論から先に書くと、や…