rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

2024年10月31日 金正恩立ち合い下でのICBM試験発射を報道 本日、朝鮮中央通信は、国防相代弁人の発表を引用する形で、本日朝、ミサイル総局が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試験発射を実施したことを報じた。同記事の骨子は、次のとおりである。 発射…

2024年10月30日 「朝ロ情報技術製品展示会2024」の開幕を報道 本日の「労働新聞」は、標記展示会が10月29日、科学技術殿堂において開幕したことを報じる朝鮮中央通信の記事を掲載した。その骨子は、次のとおりである。 開催母体:朝ロ政府間…

2024年10月28日 国防省代弁人による無人機事件の最終調査結果発表を報道 本日の「労働新聞」は、国防部代弁人が10月27日、「首都圏領域で発見された大韓民国発無人機の離陸地点と侵入経路、侵入目的を実証した主権侵害挑発事件の最終調査結果を…

2024年10月26日 「国歌法」再論 昨日の本ブログで紹介した最高人民会議常任委員会第14期第33回全員会議における「国歌法」の採択に関し、憲法改正と関連の可能性を改めて指摘しておきたい。 改正前の憲法には、「朝鮮民主主義人民共和国の国歌は、…

2024年10月26日 ロシアへの派兵を事実上肯定 朝鮮中央通信は、10月25日、「金正規(音訳)外務省副相が最近、国際的に世論化されている我が軍の対ロシア派兵説に関連して25日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた」として、その「立…

2024年10月25日 最高人民会議常任委員会第14期第33回全員会議の開催を報道(再加筆版) 本日の「労働新聞」は、標記会議が10月24日、崔竜海常任委員長の「司会」の下で開催されたことを報じる記事を掲載した。同記事が報じた同会議の決定事項…

2024年10月23日 「韓国軍部やくざの無分別な主権侵害行為」非難の金予正談話を掲載(10月24日記) 10月23日付け「労働新聞」は、金予正副部長の10月22日付け談話(標題なし)を掲載した。また、同日の朝鮮中央テレビでも、同談話の全文…

2024年10月23日 金正恩の「戦略ミサイル基地」視察を報道 本日の「労働新聞」は、金正恩が「戦略ミサイル基地(複数・以下同)」を視察したことを報じる記事を掲載した。その骨子は、次のとおりである。なお、視察日時や当該基地の所在地・部隊名称…

2024年10月22日 北朝鮮によるロシア派兵について(とりあえずの考察) 標記に関しては、先週末以来、かねて指摘されていた技術支援レベルを超えた、本格的な兵力派遣を示す様々な「証拠」が次々と示されており、少なくとも、相当数の北朝鮮将兵がロ…

2024年10月22日 金正恩の慈江道被害復旧建設現場への現地指導を報道 本日の「労働新聞」は、金正恩が10月21日、慈江道被害復旧建設現場を現地で指導したことを報じる記事を掲載した。その骨子は、次のとおりである。 同行者:趙勇元、李日煥(党…

2024年10月20日 「多国的制裁監視チーム」非難の崔善姫外相談話を掲載 本日の「労働新聞」は、「不法非道の対朝鮮制裁策動に加担した国は必ず代償を払うことになるであろう」と題して、「多国的制裁監視チーム」の結成を非難した崔善姫外相の談話(…

2024年10月19日 墜落した「無人機」発見を報道 本日の「労働新聞」は、「大韓民国が強行した反共和国重大主権侵害挑発の真相が明かされた」と題して、国防部代弁人が18日発表した内容を報じる記事を掲載した。その骨子は、次のとおりである。 「1…

2024年10月18日 金正恩の朝鮮人民軍第2軍団指揮部訪問を報道 本日の「労働新聞」は、金正恩が10月17日、朝鮮人民軍第2軍団指揮部を訪問したことを報じる記事を掲載した。その骨子は、次のとおりである。 同行者:朴正天中央軍委副委員長・党秘…

2024年10月17日 南北連結路閉鎖を報じる中で「統一」関連憲法改正を明言 本日の「労働新聞」は、第1面に、南北連結路閉鎖を報じ、それが「大韓民国を徹底的な敵対国家として規制した共和国憲法」に基づくものであることを明らかにした「朝鮮中央通…

2024年10月16日 「青年学生の人民軍への入隊、復帰嘆願」動向を報道 本日の「労働新聞」は、「全国的に140余万人の青年学生が人民軍への入隊、復帰を嘆願」と題する朝鮮中央通信の記事を掲載した。以下は、その一部抜粋である。 「神聖な我が共和…

2024年10月15日 金正恩が国防・安全分野協議会を招集したことを報道 本日の「労働新聞」は、金正恩が10月14日、「国防・安全分野に関する協議会を招集」したことを報じた。同協議会の概況は、次のとおりである。 出席者(写真では金正恩含め10…

2024年10月14日 最高人民会議常任委員会常務会議の開催を報道 本日の「労働新聞」は、標記会議が開催され(期日不詳)、次のような法律の改正が行われたことを報じる朝鮮中央通信の記事を掲載した。 ソフトウェア保護法:「ソフトウェア著作権者の人…

2024年10月14日 韓国無人機飛来非難キャンペーンを拡大 本日の「労働新聞」は、昨日に続き韓国無人機飛来に関連して、金予正の2回目の談話をはじめとして、国防部代弁人の発表に関する記事と同代弁人「談話」、更には、「朝鮮人民が激怒した」と題…

2024年10月13日 韓国無人機飛来に対する国内の反響及び金予正談話を掲載 本日の「労働新聞」は、第1面に「全国が丸ごと憤怒の活火山に化した 外務省重大声明に接した人民の突き上げる憎悪と報復熱気の勢いある噴出」との見出しを付して、韓国無人機…

2024年10月12日 韓国からの無人機飛来を非難する外務省「重大声明」を掲載 本日の「労働新聞」は、「主権死守、安全守護の引き金は躊躇することなく引かれるであろう」と題し、韓国からの無人機が平壌上空に飛来し、宣伝ビラを散布したと非難し、再…

2024年10月11日 金正恩の「談話」を掲載、党創建79周年慶祝公演、宴会の開催も報道(加筆版) 本日の「労働新聞」は、金正恩の「幹部は創党の理念と精神を体質化した共産主義革命家にならなければならない」と題する長文の「談話」(10月10日…

2024年10月11日 金正恩の「談話」を掲載、党創建79周年慶祝公演、宴会の開催も報道(速報版) 本日の「労働新聞」は、金正恩の「幹部は創党の理念と精神を体質化した共産主義革命家にならなければならない」と題する長文の「談話」(10月10日…

2024年10月9日 朝鮮中央通信が放射砲弾の検収試験射撃及び朝鮮人民軍総参謀部報道を公表(加筆修正版:下線部修正) 朝鮮中央通信は、本日、国防科学院による検収試験射撃及び朝鮮人民軍総参謀部報道を報じた。各記事の骨子は、次のとおりである。な…

2024年10月9日 最高人民会議第14期第11回会議の開催状況を報道(加筆版) 本日の「労働新聞」は、標記会議が、10月7日から8日まで開催されたことを報じる記事を掲載した。 結論を先に書くと、憲法改正があったことは報じられたが、その内容と…

2024年10月9日 最高人民会議第14期第11回会議の開催状況を報道(速報版) 本日の「労働新聞」は、標記会議が、10月7日から8日まで開催されたことを報じる記事を掲載した。 結論を先に書くと、憲法改正があったことは報じられたが、その内容と…

2024年10月8日 金正恩の金正恩国防総合大学祝賀訪問を報道 本日の「労働新聞」は、金正恩が10月7日、創立60周年を迎える金正恩国防総合大学を祝賀訪問したことを報じる記事及び金正恩が同所で行った演説文を掲載した。その骨子は、次のとおりで…

2024年10月6日 金正恩の平安北道の地方工業工場建設場及び呉振宇砲兵総合軍官学校卒業生の砲実弾射撃訓練に対する現地指導を報道 本日の「労働新聞」は、金正恩の標記現地指導をそれぞれ報じる記事を掲載した。なお、いずれについても現地指導の日付…

2024年10月5日 9月人民経済計画遂行状況を報道 朝鮮中央通信は、10月3日、「人民経済諸部門、単位において9月人民経済計画を完遂」と題する記事を報じた。同記事が伝える各部門の9月における計画遂行状況は、次のとおりである。 金属・化学工業…

2024年10月4日 内閣全員会議拡大会議の開催を報道(10月5日記) 10月4日付け「労働新聞」は、標記会議が10月3日、金徳訓総理の「指導」の下、開催されたことを報じる朝鮮中央通信の記事を掲載した。その骨子は、次のとおりである。 出席・傍…

2024年10月4日 金正恩の西部地区特殊作戦部隊訓練基地への現地視察を報道(金予正談話も掲載) 本日の「労働新聞」は、金正恩が10月2日、標記訓練基地を「現地視察」したことを報じる記事を激しい訓練状況等を写した多数の写真と共に掲載した。ま…