rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

2021年4月30日 青年同盟大会閉幕、新名称は「社会主義愛国青年同盟」に 本日の「労働新聞」は、27日開幕した標記大会が3日間の日程を終え、29日に閉幕したことを報じ、関連の記事を掲載している。 同報道によると、まず、28,29両日における…

2021年4月29日 金日成・金正日主義青年同盟第10回大会開催 本日の「労働新聞」は、標記大会が去る27日に開幕したことを報じている。同報道による大会初日の開催状況は、概ね次のとおりである。 主な出席者:李日換党秘書兼勤労団体部長、金才龍組…

2021年4月28日 旧ソ連の経験を通じてみる北朝鮮経済(後) 前述のソ連の経験に即して北朝鮮経済を論じると、次のようなことが言えよう。 まず、①は、北朝鮮が長年必死の努力を続けているにもかかわらず、結果的に見るべき経済成長を実現できずにいる…

2021年4月28日 評論「人民大衆第一主義政治の基本要求」 本評論は、人民大衆第一主義政治の基本要求として、次の3点を掲げる。 第一に掲げるのは、「まず革命と建設の主人である人民大衆を覚醒させ、鍛錬し、彼らが最も力強い存在、力強い力量になる…

2021年4月27日 旧ソ連の経験を通じてみる北朝鮮経済(前) 最近、たまたま、以前ある方からいただいた『経済体制と経済政策』(丹羽春喜)という本を読み返した。同書は、ソ連崩壊のしばらく後(平成6年=1994年)に出版されたもので、ソ連の「…

2021年4月25日 評論「党組織は実質的な月生産総括で今年の人民経済計画遂行を強力に推動しよう」 標記評論は、企業所、工場などの生産単位における党組織が行う毎月の「生産総括」の重要性を強調し、その在り方を論じたものである。 まず、その重要性…

2021年4月24日 論説「単位の今日と明日の両方に責任を持つ立場に立って」 標記論説は、企業経営の在り方について、日々の生産目標達成だけでなく将来における生産能力の維持拡大に向けた取り組みを怠らないよう訴えるものである。 すなわち、「現行生…

2021年4月23日 復古的精神主義の強調と科学技術重視思想の並存 本日の「労働新聞」は、「首領の呼びかけ、革命の要求であるならいかなる不可能も知らなかった戦後復旧建設時期と千里馬時代の英雄たちのように生き闘争しよう」との共通題目の下、二つ…

2021年4月22日 各地青年の困難地区への「進出」を称揚 本日の「労働新聞」は、「青年たちよ、党の呼びかけに心臓で答える偉勲創造の旗手となれ」との共通題目の下、標記に関する様々な記事を掲載している。 その冒頭に掲載された「青春の生をいかに輝…

2021年4月21日 社説「全党の細胞秘書は我が党の初級政治幹部としての使命と本分を全うしていこう」 標記社説は、先の党細胞秘書大会のフォローアップというべきもので、細胞秘書の役割を「細胞事業、細胞団結の作戦家、組織者」と規定した上で、それ…

2021年4月20日 評論「経済事業に対する党的指導の基本方法」 標記評論は、「経済事業に対する党的指導の基本方法」について、船の「舵取り」に譬え、その具体的在り方を「党委員会が党政策に基づいて経済事業を方向的に、方法的に指導すること」とし…

2021年4月16日 金日成生誕109周年に際し多様な慶祝行事 本日の「労働新聞」は、「太陽節」(金日成誕生記念日)にあたる昨15日の様々な関連動向、慶祝行事の様子を報じている。 まず、金正恩が李雪柱夫人、趙勇元組織秘書、朴正天総参謀長、金予…

2021年4月14日 金正恩が細胞秘書大会参加者と記念写真を撮影 本日の「労働新聞」は、金正恩が13日、先の細胞秘書大会参加者と記念写真を撮影したことを報じた。 同大会参加者の動静については、3日に平壌到着、4日に万景台(金日成生家)参観、5…

2021年4月13日 「青春の気迫で偉勲創造の炎を燃え上がらせる 党第8回大会以後、全国各地で青年突撃隊活動一層活発に進行」 標記記事は、先般来、青年の困難部門への進出動向が続く中、各地に組織されている「青年突撃隊」が様々な取り組みで成果をあ…

2021年4月12日 党細胞秘書大会参加者のための講習会を開催 本日の「労働新聞」は、4月9日から11日までの3日間、標記講習会が開催されたことを報じている。 そこで報じられた主な講習内容は、①党細胞を総秘書同志の唯一的領導体系が確固として立…

2021年4月10日 論説「自分のものに対する愛と信頼が全人民的な思想感情にならなければならない」 標記論説は、「我々の思想と文化、道徳に対する矜持と自負心を持つこと」の重要性を訴えるものである。 論説は、それが「帝国主義者の反動的な思想文化…

2021年4月10日 社説「朝鮮労働党第6回細胞秘書大会の基本思想を徹底して貫徹し全党強化と社会主義建設において新たな前進を成し遂げよう」 標記社説は、8日に閉幕した細胞秘書大会の意義を強調するとともに、そこで示された方針等の実践・徹底を訴え…

2021年4月9日 党第6回細胞秘書大会が閉幕 本日の「労働新聞」は、標記大会3日目(4月8日)の状況に関する記事を掲載し、その閉幕を報じた。 まず、同日の概況を紹介すると、最初に昨日に続いて9人が「討論」を行った。初日から「討論」を行った者…

2021年4月8日 党細胞秘書大会2日目状況(加筆版) 本日の「労働新聞」は、標記大会2日目(4月7日)の状況を報道、その概況は次のとおり。 まず、会議全般に関しては、金正恩は出席せず、組織秘書・趙勇元及びその他の党秘書が「政治局常務委員会の…

2021年4月7日 朝鮮労働党第6回細胞秘書大会が開幕 本日の「労働新聞」は、標記大会が金正恩の指導の下、4月6日から開催されていることを報じた。なお、同大会参加者については、既に、3日に平壌に到着、4日に錦繡山太陽宮殿参拝、5日に万景台革…

2021年4月6日 各地で青年が困難部門に「進出」との動きを報道 3月5日の本ブログで南浦市内の140余名の青年が自ら志望して農村に進出したことを報じる記事を紹介したが、同種の報道は、その後も散発的に続いている。 そのような動きを総括したと思…

2021年4月3日 「普通江江岸階段式住宅区」の建設促進に向けた集会を開催 本日の「労働新聞」は、1日に金正恩の2回目の視察が報じられた普通江地区の住宅建設場において、「総秘書同志が普通江江岸階段式住宅区を現代的に立派に建設することについて…

2021年4月2日 論説「偉大な金正恩同志は我が国家第一主義時代を開かれた絶世の愛国者であらせられる」 標記論説は、本日の「労働新聞」冒頭に掲げられた長大なもので、前段「1」の部分で「我が国家第一主義」の概念の下、改めて北朝鮮の現状を自賛し…

2021年4月2日 第1・4半期計画達成状況続報 昨日の本ブログで、金属、化学工業部門などの第1・4半期における計画達成状況に関する報道内容を紹介したが、本日の「労働新聞」は、昨日とまったく同じ表題の記事を掲載して、その他の部門の状況につい…

2021年4月1日 金正恩が普通江地区住宅建設地を再度視察 本日の「労働新聞」は、3月26日付け同紙で金正恩の視察を報じた標記建設が本格的に開始されたことを伝えるとともに、金正恩が党幹部らを帯同して同地を再度視察したことを報じる記事を掲載し…