rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

2022-01-01から1年間の記事一覧

2022年12月31日 党中央委全員会議5日目に政治局会議を開催 本日の「労働新聞」は、26日から続行中の党中央委第8期第6回全員会議拡大会議5日目の状況を報じる記事に加え、30日、第8期第12回政治局会議が開催されたことを伝える記事を掲載…

2022年12月30日 党中央委第8期第6回全員会議拡大会議4日目の状況 本日の「労働新聞」は、標記会議4日目(29日)の状況に関し、「金正恩同志の歴史的報告で提示された綱領的課題(複数)を徹底して貫徹するための部門別分科研究及び協議会」が…

2022年12月29日 党中央委第8期第6回全員会議拡大会議3日目の状況 本日の「労働新聞」は、標記会議3日目(28日)の状況に関し、概略次のような記事を掲載している。 金正恩が第1議題に関する「報告」を継続:「今年の我が党の活動」に関する総…

2022年12月28日 党中央委第8期第6回全員会議拡大会議2日目の状況 本日の「労働新聞」は、標記会議2日目(27日)の開催状況に関し、金正恩の第1議題に関する「報告」が続いているとして、概略次のような内容を報じる記事を掲載している。 文化…

2022年12月27日 党中央委第8期第6回全員会議拡大会議が開幕 本日の「労働新聞」は、かねて「12月下旬」の開催が公告されていた標記会議が26日に開幕したことを報じる記事を掲載した。その骨子は、次のとおりである。 参加者等:金正恩が政治局…

2022年12月24日 弾道ミサイル発射するも報道せず 韓国軍によると、北朝鮮は、23日午後4時32分ころ、平壌市順安付近から短距離弾道ミサイル2発を発射、それぞれ250km、350km飛翔して、東(日本)海上に落下したとのことである。 これに関…

2022年12月21日 日本の「反撃能力」保有方針を非難する外務省代弁人談話(20日付け)を発表 昨日の朝鮮中央通信が伝えた標記談話の骨子は、次のとおりである。 「日本が事実上、他国に対する先制攻撃能力保有を公式化する新たな安保戦略を採択した…

2022年12月20日 金予正が「偵察衛星開発のための重要実験」に対する韓国側の批判的言動を非難する「談話」を発表 本日、朝鮮中央通信は、標記に関する「金予正朝鮮労働党中央委員会副部長談話」(12月20日付け)を報じた。その主な論点は、次の…

2022年12月19日 「偵察衛星開発のための最終段階の重要試験を実施」と報道 本日の「労働新聞」は、国家宇宙開発局が12月18日、西海衛星発射場において、標記試験を実施したことを伝える朝鮮中央通信の記事を掲載した。同記事の骨子は、次のとお…

2022年12月16日 「大出力固体燃料発動機地上噴出試験」を実施 本日の「労働新聞」は、金正恩の「指導」の下で実施された標記試験に関する記事を掲載した。その骨子は、次のとおりである。 「国防科学院重要研究所では、12月15日午前、西海衛星発…

2022年12月8日 最高人民会議常任委員会常務会を開催 本日の「労働新聞」は、標記会議開催を伝える朝鮮中央通信の記事を掲載している。同記事は、開催期日及び出席者については言及しないまま、以下の法令の「修正補充案を審議し、当該の政令を採択し…

2022年12月7日 最高人民会議常任委員会第14期第23回全員会議を開催 本日の「労働新聞」は、標記会議が12月6日、崔竜海委員長が司会して開催されたことを伝える記事を掲載した。同会議での決定事項は、次のとおりである。 最高人民会議第14期…

2022年12月6日 米韓への対抗砲射撃を継続(加筆版) 昨日の本ブログで予想したとおり、今日も米韓の砲撃訓練に対抗する形で北朝鮮が海上緩衝区域への砲射撃を実施した。 韓国軍によると、北朝鮮は、6日午前10時から午後にかけて江原道高城郡一帯で…

2022年12月5日 米韓の軍事訓練に対抗して海上緩衝区域への砲射撃を実施 韓国軍の発表によると、北朝鮮軍は、5日午後2時59分ころから、江原道金剛郡と黄海南道長山岬一帯において、それぞれ東(日本)海、西海のNLL北側・海上緩衝区域に向けあわせ…

2022年12月3日 評論「土曜日課に誠実に参加することは違えることのできない党規律」 標記評論は、「すべての幹部と党員と勤労者が毎週定められた土曜日課にもれなく誠実に参加するように組織思想生活指導をより深化させること」を訴えるものである。 …

2022年12月1日 「航空節」に際し、「大規模飛行総戦闘出撃作戦」関係者を顕彰 本日の「労働新聞」は、「航空節」(11月29日)に際し、先般、米韓の合同空中訓練に対抗して実施した「「大規模飛行総戦闘出撃作戦」に貢献した空軍指揮官及び飛行士…

2022年12月1日 政治局会議開催し、12月下旬の中央委全員会議の開催を決定 本日の「労働新聞」は、党中央委第8期第11回政治局会議が11月30日開催され、金正恩の「司会」により、党中央委第8期第6回全員会議の「12月下旬」開催を決定した…

2022年11月29日 政論「祖国は強大であり人民は尊厳高い」 標記政論は、表題に示されているとおり、「祖国の強大さ」と「人民の尊厳」をキーワードにして、忠誠、献身を訴えたもの。特徴的な部分を抜粋する。 「強大な祖国と人民の尊厳! これは不可…

2022年11月27日 金正恩が火星砲17発射功労者と記念撮影、開発関係者を昇格 本日の「労働新聞」は、先の「火星砲17」の発射に関連して、①金正恩が発射功労者と記念写真を撮影、②発射に用いられた台車(TEL)に「共和国英雄」称号など授与、③火星…

2022年11月25日 第5回保衛幹部大会を開催 本日の「労働新聞」は、標記大会が11月19日から23日の間、開催され、金正恩が大会参加者あてに書簡を送ったことを報じる記事を掲載した。同大会の概況は、次のとおりである。 主な参加者:朴正天(党…

2022年11月24日 金予正が韓国非難の談話を発表 朝鮮中央通信は、本日、同日付けの「金予正朝鮮労働党中央委員会副部長談話」を報じた。 同談話は、韓国外交部が北朝鮮の「自衛権行使」(先の火星17発射)に関連して、「『独自制裁』措置を検討して…

2022年11月22日 金予正が談話発表、国連安保理での北朝鮮ICBM発射審議などを非難 朝鮮中央通信は、22日午後、同日付けの「金予正朝鮮労働党中央委員会副部長談話」を報じた。 同談話は、国連安保理が北朝鮮による18日の「火星砲―17」発射に関…

2022年11月21日 金正恩の「指導」下、火星17試射を実施 先週一杯、パソコンの不調が続いたりして遅れてしまったが、標記に関し、整理しておきたい。 19日付け「労働新聞」は、「核には核で、正面対決には正面対決で 朝鮮労働党の絶対不変の対敵…

2022年11月14日 評論「我が地で我々のものをもってできないことはない」 標記評論は、端的に言うと、既存制度に対する自信感、信頼の堅持を訴えるもの。 まず、「偉大な歴史と精神、伝統が創造されたこの地において豊富な闘争経験をもって強力な力を…

2022年11月10日 評論「偉大な首領を高く奉じた人民の胆力と覚悟(배심) 主体朝鮮の進軍を止める力は世の中にない」 米韓合同空中訓練に対応する「軍事作戦」に関しては、7日に、その実施が大々的に報じられたものの、それ以降は、国内の「反響」な…

2022年11月8日 「対応軍事作戦」コメント(続) 標記「作戦」に関する主な注目点は、昨日の本ブログに記載のとおりだが、書き漏らした点を補足しておきたい。 短距離弾道ミサイル(2日午前、5日発射)の「戦闘部」つまり弾頭に関し、「空軍基地」攻…

2022年11月7日 米韓空中訓練「ビジレントストーム」への「対応軍事作戦」の概要 本日報道された標記「対応軍事作戦」の初日(11月2日)から4日目(同5日)の作戦行動の概況は、下表のとおりである。 韓国側のこれまでの関連発表と比較して注目さ…

2022年11月7日 米韓合同空中訓練への「対応軍事作戦」実施を報道 本日の「労働新聞」は、「米国南朝鮮合同空中訓練『ビジレントストーム』に対応した朝鮮人民軍の軍事作戦実施に関する総参謀部報道」を多数の写真と共に掲載した。 同「報道」は、冒頭…

2022年11月6日 評論「主体朝鮮の滔々たる進軍は我が党革命路線の科学性と生活力のはっきりとした誇示である」 このところ軍事関係の話題が続いたので、「口直し」に、本日の「労働新聞」1面に掲載の標記評論を紹介したい。 同評論は、「我が党革命路…

2022年11月6日 B-1B飛来の中、中朝国境付近でミサイル発射 韓国報道によると、米国は、5日の「ビジレントストーム」訓練にグァム配備のB-1B爆撃機2機を参加させたとのことである。 なお、同機の朝鮮半島への飛来は、北朝鮮の6回目の核実験に対応し…