2025年8月27日 金正恩の楽園郡浅海養殖事業所視察を報道
本日の「労働新聞」は、金正恩が8月26日、完工した楽園郡浅海養殖事業所と漁村文化住宅地区を視察したことを報じる記事を掲載した。その骨子は、次のとおりである。
- 同行者:趙勇元(組織)秘書、金才龍(規律調査)部長、金勇帥(財政経理)部長、朴成哲副部長、金予正副部長
- 金正恩の視察対象:①楽園郡浅海養殖事業所:「総合制御室と原料前処理場など生産施設を見て回り、設備の負荷試験と技術的連動試験を終えたことを了解」、②漁村文化住宅地区:「多様な形態の複数の平屋、低層の住宅を訪問」(添付写真では住宅内の諸施設を点検)
- 金正恩のその他の言動:「(同行幹部らと)楽園浦の全景を眺めながら郡の経済的潜在力を培うための新しい展望計画を協議」、「楽園郡浅海養殖事業所の竣工式を近いうちに意義深く行うよう指示」
金正恩の楽園郡浅海養殖事業所への訪問が報じられたのは、本年2月14日の同事業所建設着工式への参席、7月13日の同建設事業に対する現地指導に続く3回目である。今次訪問は、「着工した時からわずか190余日目」で完工した同地諸施設の仕上がり具合を直接確認するためと見られ、昨年の新浦市浅海養殖事業所建設以来の浅海養殖事業に向けた同人の強い意欲が改めてうかがえる。
なお、同行者中の朴成哲(音訳)については、昨年7月末の党中央委第8期第22回政治局非常拡大会議において水害発生の問責人事で平安北道党責任秘書から慈江道党責任秘書に更迭された人物の可能性がある。そうであるなら、副部長への就任時期、所属部などは判然としないが、慈江道党責任秘書から党中央の副部長への異動は、更なる格下げの印象を禁じ得ないところ、それでもこうして金正恩の随行を許されているところに金正恩の人材活用法の一端をうかがうことができる。