rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

2025年6月9日 全国的な田植えの「結束」を報道(修正版)

 

 

 朝鮮中央通信は、本日、「全国的に基本面積の稲田植え結束」と題する記事を報じた。

 同記事は、冒頭、「農業部門幹部と勤労者、支援者の努力により全国的に基本面積の稲田植えが結束された」(日付には言及なし)とした上で、黄海南道をはじめとする各地の田植え取り組み状況を概括的に紹介する内容となっている。

 北朝鮮では、去る5月10日の平安南道平原郡円華農場を皮切りに全国で田植えが開始され、それに総力を挙げることが強調されてきた(5月16日付け本ブログ参照)。概ね、1月足らずで、それが終わったことになる。

 ただし、「基本面積」というのが何を意味するのか判然とせず、それ以外にも稲作地が存在することがうかがわれる。本日の韓国のソウル平壌ニュース(SPN)は、例年、「基本面積で田植えが結束」と報じられた時点では、稲作地全体の80%程度で田植えが終わっているのが通例と伝えている。

 ちなみに昨年の場合は、6月5日付けの「労働新聞」が「全国的に基本面積の稲田植え結束」を報じる記事を掲載しており、今年はそれより4日遅れということになるが、前述のとおり田植えの開始時期が昨年(5月1日)よりも10日遅れであるので、取り組みとしては、その遅れを若干なりとも挽回したということになろう。昨年に比して時期がずれこんだのは、おそらく今年の気象状況(気温やや低め)を反映したためと考えられる。