rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

2025年12月23日 三池淵観光地区での5個ホテル竣工式開催を報道

 

 本日の「労働新聞」は、三池淵観光地区で、12月20,21日、5個の新設のホテルが竣工、うち2個のホテルの竣工式に金正恩が出席したことを報じる記事を掲載した。その骨子は、つぎのとおりである。

ア 概況

・ 20日:イカルホテル、密営ホテルの竣工式開催(金正恩出席、式典後ホテル内視察)

・ 21日:小白水ホテル、青峰ホテル、ポッナムホテルの竣工式開催

イ 金正恩の主要発言

・ 「全ての要素が自己の固有の魅力が生かされるよう実用性と多様性、造形化と芸術化が高い水準で具現された」

・ 「観光業を発展させる上でサービス施設も重要だが基本はサービスの質・・国家的なサービス専門家養成システムを一層拡大・強化することが必須の課題・・新たなサービス業種も積極的に開発すべき」

・ 「観光名所に現代文明の実体を大々的にうち建てること自体が我が人民の高まる理想と我が国家の発展潜在力に対する明確な証明・・三池淵市を国の観光文化を代表する革新的な文明都市として一層立派に改変させていく揺るぎない意志を披歴」

 記事中には言及ないが、添付写真によると、金正恩には、「娘」と李雪柱夫人及び趙勇元秘書、李日換秘書、崔善姫外相ら高位幹部多数が随行。ただし、李夫人の姿を映した写真は常に金正恩に寄り添うがごとき「娘」に比してはるかに少量。

 金正恩は、かねて三池淵地区の開発推進を主唱しており、24年7月11~12日にも同地区を訪問、「一連の重大な偏向」を指摘して関連幹部を厳しく批判した上で、開発を督励した経緯がある。これを受けて、同月19日に開催された内閣全員会議拡大会議では同地区を「複合型山岳観光地区、四季山岳観光地区として開発」することが決定された。今次のホテル竣工もそうした方針の結果であり、空港建設など同地区の揮発は、今後とも継続されるものと思われる。