2026年3月17日(2) 金正恩の海外軍事作戦戦闘偉勲記念館建設に対する現地指導を報道
本日の「労働新聞」は、金正恩が3月16日、「海外軍事作戦戦闘偉勲記念館の建設を現地で指導」したことを報じる記事を掲載した。その骨子は、次のとおりである。
・ 同行者:党中央軍事委員会の委員と党中央委員会の幹部、朝鮮人民軍の将官
・ 工事進捗状況:「戦闘偉勲記念館工事は現在、総工事量の93%段階」
・ 視察対象:「記念館の内部と英雄墓区域、鹵獲武器展示区域など建設場の各所(の)・・仕上げ工事の実態と彫刻および象徴記念物の設置状況」
・ 金正恩の主要言動:「記念館内部の一部の不合理な要素を指摘して修正方向を示し、仕上げ工事で質を最上の水準で保障するための具体的な教示」を与え、「戦闘偉勲記念館を不滅の聖なる殿堂として立派に完工することを指示」
金正恩の同所訪問は、昨年10月23日の着工式以来、本年1月5日(植樹)、2月13日に次ぐ4回目となる。加えて、1月25日には同記念館用彫刻を制作中の万寿台創作社を訪問・指導しており、同記念館の建築に並々ならぬ力を注いでることがうかがわれる。
ちなみに、北朝鮮がウクライナ戦争への派兵によりロシアから得た代価(賃金、補償金等)は、韓国の国家安保戦略研究院の研究者が13日に発表した報告書によると、これまでに約6億2千万ドル(1ドル150円として930億円)に達するという(なお、同報告書によると、上記派兵に加え兵器・弾薬輸出などを含めたウクライナ戦争に伴う対ロ収益の総額は、最大で144億ドルに達する由。本日、聯合通信報道)。これら数字の信憑性は措くとして、北朝鮮として望外の外貨収入を得たことは間違いなく、この程度の記念館や遺家族用住宅を建設しても、安いものと言えよう。