rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

2025年11月1日 党中央委全員会議の「12月中旬」開催を決定(+外務副相談話)

 

 本日の「労働新聞」は、「朝鮮労働党中央委第8期第13回全員会議を招集することについて」と題する党政治局決定書(11月1日付け)を掲載した。

 同決定書は、「2025年度の党及び国家政策実行状況を総括し、朝鮮労働党第9回大会の準備をはじめとする一連の重要問題を議決するために12月中旬に党中央委員会第8期第13回全員会議を招集する」としている。

 ここ数年間、年末に中央委全員会議が開催されるのが恒例化していたが、今年、それよりも10日ほど繰り上げての開催としたのは、党大会準備のためなどと考えられる。ただ、党大会開催までには、各級での代議員選出など相当の準備手続きが必要であり、巷間既定事実視されている第8回大会同様の1月開催が可能なのか、疑問に感じる。

 

 なお、別件であるが、朝鮮中央通信は、本日、朴明浩外務省副相が10月31日に発表したとする談話を報じた。同談話の骨子は、次のとおりである。

・ 「韓国大統領室のスポークスマンは中韓首脳会談で朝鮮半島非核化と平和実現という問題について論議することに議題協議を見たと発表した」

・ 「共和国の核保有国の地位をあえて否定し、いまなお非核化を実現させて見ようとする妄想を口にすること自体が、自分の非常識を赤裸々にさらけ出すざまになる」

・ 「数百数千数万回非核化を言い立てても、断じて実現されない「馬鹿馬鹿しい夢(原文:犬の夢)」であることをわれわれは根気強く見せつけるであろう」

 同談話が直接非難しているのは、韓国であるが、同時に、そうした議題設定に応じた中国を牽制していることは明々白々である。この談話を受け、本日予定の中韓首脳会談において、習近平主席がどのような対応を示すのか、そしてまた、北朝鮮が同会談結果にいかに反応するか、注視したい。