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４月６日　記事「先端産業発展を推動する技術貿易奉仕体系『自強力』」

　標記記事によると、「最近、国家科学技術委員会では、技術貿易奉仕体系『自強力』を国家コンピューター網に新たに構築」したという。なお、その開発は金正恩の指示に基づくものとされている。

　同体系は、「膨大な国家科学技術資源に対する情報共有を実現し、人民経済各分野での技術開発及び交流、協力を活性化するための電子業務体系である」とのことで、それを通じて、「加入者は国内の最新技術製品と科学技術成果資料を信用取引に基づいて販売又はサービスを受けることができ、多様な分野の技術交流及び協力事業を進めることができる」という。

　また、その内部は、「技術製品展示」「成果資料展示」「学習室」「入札展示」「資金決済」「技術製品審議」「技術発展情報」「製品運送」などの各「奉仕体系」で構成されているとのことである。

　また、同体系は、その名称からも示されているように、外国との「貿易における技術貿易の比重を高める上で寄与すること」も目指しているという。

　本ブログでもしばしば紹介しているとおり、これまで「自力更生」を訴える中で、困難に逢着した際には外国に頼らず、国内の企業所・研究機関等を訪ねて問題解決の方途を求めよというような主張が繰り返されていた。標記のようなシステムは、従前、個人的努力に任されていた、そのような「自力更生」方針を円滑かつ効率的に実現する上で有用なものになるのではないかと思われる。