rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

2021年10月23日 「国防発展展覧会」閉幕

 

 本日の「労働新聞」は、去る11日から開催されていた標記展覧会が22日閉幕したことを報じる朝鮮中央通信の記事を掲載している。

 同記事によると、閉幕式には、朴正天党秘書、劉進党軍需工業部長や「国防科学研究部門、軍需工業部門の指導幹部、科学者、技術者」が参加し、朴正天が閉幕辞を述べたという。

 朴正天は、その中で「今日の展覧会が偉大な金正恩時代に大変革を収めた国防工業発展の誇り高い総括であると同時に新たな強行軍の出発であると強調」するとともに、「朝鮮半島周辺の不安定な情勢の中で今日我々が最大に警戒すべき敵は自慢と自賛であると指摘し、既に収めた成果を踏み台にして、党第8回大会が提示した国防発展戦略の目標(複数)を最短期間内に占領することによって我が国家が保持した軍事技術的強勢を絶対的で永遠のものとしなければならないと言明」したという。

 今後、具体的にどのような軍事技術の開発が誇示されるのか非常に注目されるところである。