2022年3月8日 国防工業の重点目標
北朝鮮は、先般来、「偵察衛星のための重要実験」を繰り返しているが、その「偵察衛星」を「国防建設」部門の目標として提示した第8回党大会における金正恩の中央委員会事業総括報告の当該部分を改めて整理してみた。
その時は、なかば夢物語のように思われていたが、今になって見ると、着々と実現に向けた準備を進めていることが感じられる。ご参考まで。
- 核兵器の小型軽量化、戦術武器化による戦術核兵器の開発
- 超大型核弾頭の生産継続
- 1万5000㎞射程圏内に対する命中率向上による核先制・報復打撃能力の高度化
- 極超音速滑空飛行戦闘部の開発導入
- 水中・地上固体発動機大陸間弾道ロケット開発事業の推進
- 核潜水艦と水中発射核戦略兵器
- 軍事偵察衛星偵察衛星を運営し偵察情報収集能力を確保
- 500㎞前方縦深まで精密偵察できる無人偵察機をはじめとした偵察手段開発