2022年4月16日 金日成誕生110周年関連行事続報
本日の「労働新聞」に掲載の標記行事のうち、主なものは、次のとおりである(実施日はいずれも4月15日)。
- 「偉大な首領金日成同志の誕生110周年慶祝中央報告大会及び平壌市群衆示威(パレード)」:金日成広場にて、金正恩、崔竜海、趙勇元、金徳訓をはじめとする党・政府・軍高官らが出席。李日換が「偉大な金日成同志の不滅の革命歴史は主体偉業の勝利的前進と共に永遠無窮である」と題する報告。
別途記事で、各道、市・郡でもそれぞれ同様の慶祝報告大会、慶祝報告会を開催
別途記事にて、同所にて、「太陽節慶祝青年夜会(舞踏会)」開催を報道。花火大会と並行。両者の前後関係不詳
以上の報道で気になるのは、朴正天党秘書の名前がまったく伝えられていないことである。同人の「不在」については、先の金正恩最高首位推戴10周年関連行事に関しても指摘したところだが(11日付け本ブログ)、4月2日付けで同人名義の「談話」が出されているので、少なくともその時までは、政治的には「健在」と言える。一方、実際に姿が報じられたのはいつが最後かというと、しっかり確認はできないのだが、本ブログでは、2月1日に金正恩が「旧正月慶祝公演」を観覧した際の同行を紹介したのが最後である。健康問題の可能性が高いと思うが、引き続き注目したい。