rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

8月27日 炭素ハナ工業について

 

 25日の本ブログで、標記について意味不明と記したところ、早速ある方からご教示をいただき、「炭素ハナ」というのが日本語で言えば、「C1(化学)」に相当する表現であることが分かった。ウイキペディアによると、「C1化学(シーワンかがく、シーいちかがく、C1-Chemistry)とは合成ガス(一酸化炭素と水素の混合ガス)やメタン、メタノールといった炭素数が1の化合物を原料に用いて、炭素数が1の化合物の相互変換をしたり、炭素数が2以上の化合物を合成する技術法のことであり、有機工業化学の一分野である。」とのことである。

 なお、韓国の専門家は、「炭素ハナ工業」について、「分かりやすく言うと石炭から揮発油を抜き出すこと」と解説している。確かにそれができれば、北朝鮮の「自力更生」実現で極めて有益であり、金正恩が必死になるのも理解できる。