12月24日 「計画より多い電力を生産 電力工業省において」
「労働新聞」は、このところ毎日のように各部門・単位における「80日戦闘」への積極的な取り組み状況及びその成果を紹介・宣伝しているが、これまでのところ、同戦闘の目標達成が伝えられたのは、個別の工場・事業所などに限られていた。
しかし、本日掲載の標記記事は、「電力工業部門の幹部と労働階級が80日戦闘の火の手高く毎日計画よりも数百万kwhの電力をより(多く)生産している」と報じている。このように部門全体における目標の順調な達成が報じられたこと、とりわけ、すべての産業の基礎となる電力供給が円滑に行われていることの意義は大きいと言えよう。
また、本日掲載の「マグネシアクリンカー生産計画完遂」と題する記事は、「端川地区鉱業総局において80日戦闘目標に反映されたマグネシアクリンカー生産計画を遂行した」ことを報じている。同地区は、先の台風被害の直撃を受けた咸鏡南道に位置し、甚大な被害を受けて軍部隊が投入された剣徳地区に隣接している。同地区の主要産品であるマグネシアクリンカーの生産計画が達成されたということは、同地区の復旧が相当進んでいるということの反映と考えてよいであろう。
「80日戦闘」も残すところ1週間となったが、以上のような報道を見る限りでは、その結果は、すべての目標達成とは到底いえないまでも、そこそこ善戦したということにはなるのではないだろうか。