rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

11月1日 「80日戦闘の20日が過ぎた。昂揚する気勢で連続攻撃、前へ!」

 

 標記は、80日戦闘の最初の20日間において、発電、石炭、鉄道運輸部門及び銑鉄・鉄鋼・圧延鋼材、肥料などの生産が、それぞれ目標を達成したことを伝える記事である。

 まず、「電力工業部門幹部と労働階級は、去る20日間、電力生産計画を連日と超過完遂」したという。

 また、「石炭工業部門の幹部と炭夫たちは、去る20日間、高く立てた戦闘目標を完遂」したという。

 更に、運輸部門に関しては、「鉄道運輸部門」で「80日戦闘が始まって20日間に貨物輸送計画を106.8%」、「陸海運省」で同期間に「貨物輸送計画を120%」それぞれ超過遂行したと具体的達成率をあげて報じている。

 このほか、「金属工業部門幹部と労働階級が去る20日間、銑鉄と鋼鉄、圧延鋼材生産目標を突破」したこと及び「化学工業部門でも80日戦闘に進入して20日間に託された肥料生産計画を完遂し、苛性ソーダをはじめとする各種基礎化学製品生産目標を達成」したことを報じている。

 同記事を見る限りは、経済の「先行部門」ともいうべき前述諸部門の目標達成状況は、80日戦闘の四半期を終えた時点においては比較的順調ということになる。今後とも、経済全般にわたって、この勢いを維持できるか注目したい。