2021年9月28日 北朝鮮、またもミサイル発射(とりあえずのコメント)
韓国報道によると、北朝鮮が本日早朝、慈江道から日本海に向けミサイル1発を発射したという。北朝鮮の発表がないので、実験なのか訓練なのかなどは判然としないが、政治的な狙いとしては、まさに先日の金予正談話で要求した「公正性と互いに対する尊重の姿勢」を韓国側が受け入れるか否かを明らかにする機会を提供することにあったといえよう。
報道で見る限り、文政権の対応は、これまでのところ、NSCを開催し大統領に報告した上で、NSC常務委員が非公式的に「遺憾」を表明する程度にとどまっているようだが、いずれもう少しはっきりした態度表明(沈黙するというのも一つの態度といえる)をせざるを得ないであろう。それによって、北朝鮮の出方も決まってくると考えられる。
前回の本ブログの結びは、「文政権の対応が注視される」であったが、今回もこれを繰り返すしかない。そして、誰よりもそれを注視しているのは、北朝鮮であろう。