rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

7月8日 金正恩錦繍山太陽宮殿を訪問

 

 標記動向は、金日成の逝去26周年に際してのもの。同行者についての報道は、崔龍海、朴奉柱、金才竜までが個人名をあげ、以下は「国務委員会委員達、党中央委員会政治局委員達、候補委員達、党中央軍事委員会委員達」となっている。

 ただ、参拝時の報道写真では、金正恩と並ぶ最前列の向かって右端(序列的には上記3人の次)に李炳哲党副委員長(軍需工業部長)が写っており、同人の存在感が際立っている。「戦争抑止力」強化の構えを示唆しているないしそれがにじみ出ているとみてよいのではないだろうか。

 なお、本日の「労働新聞」紙面は、「偉大な首領金日成同志の思想と業績は我が党と国家の強化発展とともに長く輝くであろう」と題する社説をはじめ、金日成の追慕・顕彰記事が満載であった。金日成関連の記事は7月に入って以降増加していた。