rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

2021年1月14日 党大会関連行事相次いで開催

 

 標記に関し、本日の「労働新聞」は、二つの行事がともに13日に開催されたことを報じている。

 一つは、「大会参加者のための講習会」である。同講習会では、大会で大抜擢された趙勇元党秘書(常務委員)及び朴太城党書記・宣伝扇動部長が講師を務め、「新たに選挙された党中央指導機関メンバーをはじめとした大会参加者たちが党第8回大会の基本思想、基本精神を深く体得し、党大会決定を無条件に徹底して貫徹し、我が革命の実際的な発展と進歩を成し遂げるために提起される実践的問題を取り扱った」とされる。

 そこでは、「(大会参加者たちが、それぞれの出身組織で)党大会決定貫徹のための計画を科学的に現実性をもって立て、作戦と任務分担を緻密に行い、大衆の先頭において進撃の突破口を開いていくこと」などについて指導がなされた模様である。

 もう一つは、「党を歌わん」と題する党大会慶祝大公演であり、同公演は、金正恩以下、党指導部及び大会参加者が観覧したとされる。同公演の開催には、大会参加者の慰労(あるいは今後に向けての激励?)の意味がこめられているのであろう。

 なお、同公演の観覧者のうち常務委員会メンバーの氏名は、崔竜海、趙勇元、李炳哲、金徳訓の順で報じられている。これは、党大会で新指導部が紹介された時の報道順序と異なっており、その際は、趙勇元は、5番目であった(他の人物の配列は変わらず)。選出からわずか数日もたたないうちに、同人は、李炳哲、金徳訓の二人を追い抜いたことになる。

 更に、韓国の報道によると、本日(14日)夜、金日成広場で閲兵式が実施中とのこと、その状況については、明日の報道をまちたい。