rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

4月8日 論説「党政策貫徹を法的に担保する上で提起される重要な問題」 標記論説は、「司法検察機関の役割を高める」ことを主題としたものである。何故、この時期にそれが掲載されたのか、論説中には、特段の記念日とかへの言及はない。あるいは、10日か…

4月8日 評論「人民経済発展における数字(デジタル)経済の役割」 標記評論は、まず「数字経済」の意味を「経済生活のすべての契機と経済管理が数字化された知識と情報を核心要素として、情報通信技術と情報網を推進力として発展する経済」と説明する。 そ…

4月7日 社説「党員は正面突破戦において先鋒闘士になろう」 標記社説は、党員が正面突破戦において先鋒闘士としての役割を果たす上での課題として次の5つの点をあげ、その奮起を訴えるもの。 第一は、「大衆を覚醒奮発させ導いていく能熟した政治活動家」…

4月6日 記事「先端産業発展を推動する技術貿易奉仕体系『自強力』」 標記記事によると、「最近、国家科学技術委員会では、技術貿易奉仕体系『自強力』を国家コンピューター網に新たに構築」したという。なお、その開発は金正恩の指示に基づくものとされて…

4月6日 論説「三大革命赤旗獲得運動は国家建設の力強い推進力」 まず、「三大革命赤旗獲得運動」とは、1975年末ころ、金正日によって、増産を主眼とした「千里馬作業班運動」を継承しつつ、目標を思想、科学、文化の3分野に拡大し、経済分野のみならず…

4月5日 論説「生産文化、生活文化確立は、崇高な愛国事業」 標記論説は、まず「生産文化、生活文化」の意義について、「生産文化を確立するということは、職場をきれいに片付け、設備、資材を正しく取り扱い、製品の質と文化衛生性を保障するということ」…

4月3日 朝鮮中央通信記事「全社会的、全人民的な行動一致で伝染病防疫事業 更に強化」(4月4日記) 標記は、「このたび開催された国家非常防疫事業総括会議」の内容とそれを受けた関連機関の対応などに関する記事である。何故か「労働新聞」には掲載され…

4月3日 論説「青年教養事業に革命の前途が掛かっている」 主張の趣旨は、これまでにも繰り返されてきたことであるが、表現に興味深いものがあるので取り上げた。 論説は、まず、北朝鮮の青年の現状は立派であるとした上で、しかし、その成果に満足・安住し…

4月2日 解説「正面突破戦における思想戦の重要課題」 標記記事は、「解説」として紙面冒頭に掲げられている。社説に準じる重みを持つものと考えてよいのではないだろうか。標題に関し、三つの課題をあげている。 第一は、「党に対する忠誠は最も熱烈な愛国…

4月1日 社説「経済事業において国家的利益を優先視する気風を徹底して確立しよう」 かねて繰り返されているテーマであるので、全般的紹介は省き、この問題が改めて社説で取り上げられているという事実(それだけ重要問題となっていることの反映であろう)…

3月30日 「外務省新任対米協商局長 談話」(4月1日記) 朝鮮中央通信が伝えた標記談話(3月30日付け)について、遅くなったが若干言及しておきたい。 同談話は、ポンペイオ国務長官が25日、7か国外相会談後の記者会見において対北朝鮮経済制裁の強…