rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

6月9日 金与正「談話」を具体化。国内「反響」報道等も継続 いよいよ金与正「談話」の警告を具体化する動きが始まった。9日付けの朝鮮中央通信の記事(同日付け「労働新聞」にも掲載)によると、「(6月)8日、対南事業部署(複数)の事業総括会議にお…

6月8日 党中央委第7期第13次政治局会議を開催 標記会議が7日に開催されたとの報道。政治局会議の開催は、4月以来、2か月振りである。2016年5月の党大会以来約4年間で13回目とすると、今年上半期は、2月末の拡大会議以来3回開催されており…

6月8日 金与正談話への「反響」が継続 今日の「労働新聞」紙上でも、標記関連動向についての報道が昨日とほぼ同様のレベルで行われた。 各層からの投稿記事は、「破局的事態の張本人どもは最悪の代価を手酷く支払うであろう 朝鮮労働党中央委員会第一副部…

6月7日 金与正談話への「反響」、更に拡大 昨日の本ブログで指摘した標記の動きが現実化している。本日の「労働新聞」に報じられた主な動きは次のとおりである。 まず「朝鮮労働党中央委員会第一副部長の談話に接した各界の反響」との共通タイトルの下、投…

6月6日 金与正談話、国内に反響 6月4日付けの金与正談話を受けて、様々な動きが出ている。 最初の動きは、翌5日の「党統一戦線部代弁人」名義の「談話」発表である。同談話は、「敵はやはり敵だとの結論を下すことになる」と題して、金与正談話に対する…

6月5日 論説「党の理想は幹部の闘争目標」 標記論説は、「我が党の理想を実現すること、これが幹部が打ち立てるべき闘争目標である」とし、また、「我が党の理想は、社会主義建設のすべての部門、すべての分野において世界に先駆けようということである」…

6月5日 金与正談話の効果てきめん 昨日の金与正談話についての本ブログで、「文政権も・・・『応分の措置』の検討を始めているのではないかと書いたが、現実は、更にその先を行っているようで、統一部がビラ散布禁止の法制化を検討中である旨を公式に明ら…

6月4日 社説「正面突破戦に拍車を加え党創建75周年を勝利者の大祝典として輝かせよう」 標記社説は、昨年末の党中央委第7期第5回全員会議で、党創建75周年を盛大に記念することについての決定がなされたことにも言及しつつ、それに向けて「正面突破…

6月4日 「南朝鮮当局の黙認下で『脱北者』ゴミどもが反共和国敵対行為敢行」 標記記事は、5月31日、韓国で脱北者団体が「前沿一帯」(軍事分界線付近)から北朝鮮側に「反共和国ビラ」を送付したことに関連して、金与正党中央委第一副部長が「事態の厳…

6月3日 人民保安省を社会安全省に改称 韓国・聯合ニュースは、本日、朝鮮中央通信が平壌総合病院の建設状況を伝える中で、「社会安全省」との表現を用いた記事を配信していると伝え、従来の人民保安省が改称されたものとの見方を示している。同報道による…

6月2日 共同論説「我が党の政治は、人民大衆第一主義政治である」 標記は、党機関誌「勤労者」との共同論説であり、労働新聞第1面全面を費やした長大な論説である。標題に掲げる「党」というのは、金正恩とほぼ同義であり、本文は、「金正恩同志の人民大…

6月1日 評論「内部予備動員は、全群衆的な事業」 「内部予備の動員」は、「正面突破戦」の鍵とも言える概念であるが、標記評論は、それについて論じたものである。 評論は、それを「全群衆的な事業として展開すること」、すなわち、勤労者の積極的な参画を…

6月1日 「北部高山地帯にビタミン樹林造成」 標記記事は、「両江道の北部高山にビタミン樹林を大々的に造成できる展望がひろがっている」ことを伝えるもの。 そもそも、「ビタミン樹」とは何か。記事の中に直接説明する文言はないが、「(その植林を進めた…