rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8月10日 政論「人民の심부름군(使用人)」 標記政論題目中の「심부름군」という言葉の意味は、辞書では「人の命により使いをする人」「使者」などとされていて、ここでの適当な日本語訳が思いつかないが、とりあえず、「使用人」とした。ただし、ニュア…

8月10日 「洪水被害を蒙った銀波郡大清里人民が受け抱いた本当の親の愛」 標記記事は、金正恩が去る6日、7日の洪水被災地視察の際に指示した「国務委員長予備糧穀」が9日午前、銀波郡に到着し、同地で「敬愛する最高領導者金正恩同志が黄海北道銀波郡…

8月8日 政務局会議と玄松月の影 去る8月5日に開催と報じられた党中央委第5期第4回政務局会議(6日報道、同日付け本ブログでも紹介)の様子について、「我が民族同士」ホームページを通じてニュース映像を見たので、そこから新たに判明した二点を紹介し…

8月8日 「そのように人民の為にされる方は世間にいません」 標記記事には、「敬愛する元帥様が銀波郡大清里一帯の洪水被害状況を現地で了解された知らせに接した人民たちの激情にあふれた声」とのサブタイトルが付されている。同記事によると、金正恩の洪…

8月7日 金正恩が黄海北道の洪水現場を視察 本日の「労働新聞」は、金正恩が黄海北道銀波郡大清里(音訳)一帯の洪水被害状況を「現地で了解」したことを報じる記事を掲載。ただし、視察の日付や同行者などへの言及はなく、視察時の写真も付されていない。 …

8月6日 洪水被害防止及びコロナ防疫対策を引き続き強調 標記二つの問題への対応を当面の重要課題とする点で昨日と変化はないが、今日は洪水被害対策関連の記事が先に置かれている。その内容は、「洪水と暴雨による被害から農耕地と農作物を徹底して保護し…

8月6日 党中央委政務局第7期第4回会議を開催 標記会議が8月5日に開催されたことが報じられた。政務局会議とは、党副委員長すなわちかつての党秘書を構成メンバーとするもので、党中央の各部署責任者による党運営に関する実務会議といえよう。その開催が…

8月5日 コロナ防疫活動と洪水被害防止に引き続き注力 本日の「労働新聞」も、昨日と同様、コロナ防疫活動の徹底と予測される大雨による洪水被害防止対策の徹底を呼び掛ける記事を諸々掲載している。 前者に関しては、「今日の非常防疫戦は全人民的事業」と…

8月4日 論説「最大非常体系は高度の覚醒と厳格な遵守を要求する」 標記論説は、コロナ防疫活動の徹底を改めて訴えるもの。まず、「我が人民が人類を脅かす世界的な大災難の中でも安定した生活を享受し、社会主義建設を粘り強く推進できるのは、我が党の先…

8月3日 社説「偉大な祖国守護者たちの精神で生き闘争しよう」 標記社説の題名は、先月27日に開催された「第6回老兵大会」において、金正恩が提示したスローガンだそうで、同社説は、まさにそれを敷衍するものである。「祖国守護者」とは、いうまでもな…

8月3日 評論「全群衆的により活発に」 標記評論は、「8月3日人民消費品生産運動の優越性と威力をより高く発揚させよう」との共通題目の下、他の数件の関連記事とともに掲載されたものである。 このような報道は、「(金正日が)1984年8月3日、平壌…

8月2日 評論「党建設と党活動の貴重な指針」 本日の「労働新聞」には、「偉大な領導者金正日同志の党建設業績を限りなく輝かしていく信念と意志 偉大な将軍様の歴史的な8月2日労作発表記念日に際して」との共通題目の下、標記評論及び数件の関連記事が掲…

8月2日 論説「経済建設において堅持すべき重要な原則」 標記論説は、「自力更生」「自給自足」路線について論じたもので、まず総論的に「(その)基本は、国家的範囲において経済事業を組織し活性化し、経済発展と人民生活向上に必要なものは最大限国内に…

8月1日 朝鮮戦争停戦協定雑感 去る7月27日が朝鮮戦争の停戦協定締結67周年に当たることは、本ブログでも紹介したとおりであるが、その折、同協定締結の意義について心に浮かんだことがある。 周知のとおり、当時、韓国の李承晩大統領は同協定の締結に…

8月1日 「洪水と暴雨、風雨被害を防ぐための事業において些細な隙も無いように」 本日の「労働新聞」には、標記の共通題目の下、3件の関連記事が掲載されている。 まず、「統一的な指揮体系を一層強化して 国家非常災害委員会において」と題する記事は、…