rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

2020-01-01から1年間の記事一覧

10月13日 閲兵式参加部隊・指揮官・装備(詳細版) 標記に関しては、昨日の本ブログで「労働新聞」の記載をもとに概要を紹介したが、それに、「朝鮮中央放送」の録画番組のナレーション及び画像等に基づき得られた情報を加味して、拙い聞き取り能力の限…

10月12日 閲兵式参加部隊・指揮官まとめ 10日実施の閲兵式に関し、参加部隊名及びその指揮官の名前が報じられているので、これを整理してみた。なお、以下は、「労働新聞」の報道に基づくものである。朝鮮中央放送の録画映像でのナレーションでは、更…

10月12日 党創建75周年慶祝行事続報 標記について、本日の「労働新聞」は、いずれも11日、党創建75周年慶祝大集団体操・芸術公演「偉大な嚮導」が5月1日競技場において開催され、金正恩が党政府軍高官らとともにこれを観覧したこと、金正恩が1…

10月11日 党創建75周年慶祝行事まとめ 標記について、まず概要を記した上で、とりあえずのコメントを記しておきたい。 10月10日午前零時から金日成広場において、金正恩以下党・政府幹部、軍事部門幹部及び引退した老幹部らの出席の下、党創建75…

10月10日 ブログ開設1周年 本日10月10日は、朝鮮労働党の創建記念日であると同時に、本ブログの「開設記念日」でもあります。 昨年の開設以来、閲覧いただいている読者の皆さまに心より感謝申し上げますとともに、引き続きのご愛読をお願いいたしま…

10月9日 論説「人民大衆と渾然一体を成した不敗の革命的党」 標記論説は、「執権党であるからと言って、党の歴史が長いからと言って、自ずと大衆と血縁的に連結されるものではない」とした上で、「我が党は、人民の絶対的な支持と信頼を受ける真の領導的…

10月8日 「80日戦闘」における各部門の取組み課題 本日の「労働新聞」には、5日の政治局会議で「80日戦闘」の実施が決定されたことを受け、「果敢な連続攻撃戦で勝利から更に大きな勝利を成し遂げていく高い熱意 全党、全国、全民を80日戦闘へと呼…

10月6日 党中央委第7期第19回政治局会議開催:本記事は、昨日の本ブログに掲載した記事を10月7日、再修正したものです。 標記会議が10月5日、開催されたことが6日の「労働新聞」で報じられた。 金正恩については、前回18回政治局会議の際と同…

10月6日 党創建75周年慶祝行事を開始 10月10日の党創建75周年記念日を前に、様々な関連行事の開始が報じられている。 まず、朝鮮労働党創建75周年慶祝国家美術展覧会「勝利と栄光の75年」の開幕式が5日、玉流展示館で開催された。 また、朝…

10月6日 党中央委第7期第19回政治局会議開催(6日午後修正版) 本記事は、7日に再修正版を掲載し、削除しました。

10月4日 朝鮮革命博物館内に「偉大な首領様達と戦友館」を開設 本日の「労働新聞」トップに掲載の「我が党の崇高な同志愛の歴史が凝縮された朝鮮革命の万年財富 朝鮮革命博物館に新たに整えられた『偉大な首領様達と戦友館』開館式開催」と題する記事によ…

10月3日 論説「人民のため滅私服務する我が党の偉業は必勝不敗である」 標記論説は、党理論機関誌「勤労者」との「共同論説」として掲載されたものである。聯合通信の記事によると、この種「共同論説」が掲載されるのは、金正恩時代になって以来6回目、…

10月2日 金正恩が又も被災地復旧現場を視察(10月3日加筆訂正版) 金正恩が江原道金化郡の「被害復旧現場を現地指導」したことが報じられた。訪問日時への言及はない。 同行者として名前が報じられたのは、朴正天(軍総参謀長)、李日愌(党副委員長・…

10月1日 社説「非常防疫事業をより強度を高めて展開しよう」 標記社説は、「党中央委員会第7期第18回政治局会議精神を高く奉じ党創建75周年を真正な人民の名節として意義深く迎えよう」との共通題目の下、各部門での具体的な防疫活動への取組みを紹…

9月30日 党中央委第7期第18回政治局会議開催 標記会議が9月29日に開催されたことが報じられた。 金正恩の参画については、直接的には、同会議に「参加」し、「政治局の委任により司会」したと表現される一方、「金正恩同志の指導の下に進行された党…

9月29日 災害復旧関連報道まとめ 標記に関しては、まず、「最精鋭首都党員師団の戦闘力を力強く誇示し完工の日を繰り上げる 第2首都党員師団」との共通題目の下、「忠誠と愛国の汗で開く転変の新たな姿」、「創造的で進取的な作戦と指揮で」、「集団主義…

9月29日 論説「偉大な党の懐の中で花咲く我が人民の価値高い命」 標記論説は、人民が「党の懐」に抱かれていることが何故ありがたいことなのかを説明するもの。 第一は、「党の懐は、我が人民に尊厳高い命を抱かせてくれる」ことである。なぜなら「人民に…

9月27日 朝鮮中央通信が漂流韓国人射殺事件に関し報道 標記事件に関し、朝鮮中央通信が9月27日付けで「南朝鮮当局に警告する」と題する報道文を発表した。 これまでは、韓国では「金正恩が公開謝罪」などと報じていたが、実際は、北朝鮮の統一戦線部か…

9月27日 朴奉柱が「協議会を指導」と報道 最高指導者以外の個別幹部の動向報道において、「指導」との表現が用いられる(9月1日付け・李炳哲、朴奉柱、その他党副委員長の被害復旧事業指導報道及び9月5日付け・金才竜党副委員長の台風による人命被害…

9月26日 災害復旧関連報道まとめ 標記に関連した記事は、毎日掲載されているが日々同じような内容の繰り返しであるのでしばらく取り上げなかった。本日掲載の記事も格別新味があるわけではないが、簡略に整理しておきたい。 まず、被災地における動向につ…

9月26日 漂流韓国人射殺事件コメント 標記事件に関し、当面注目される、①当該韓国人の漂流経緯(本当に「越北」を目指していたのか)、②射殺の決定は誰によってなされたのか、③統一戦線部の「通知文」送付(特に金正恩の「謝罪」表明)の狙い、④同事件が…

9月25日 評論「指導と総括を強化することは党会議決定貫徹において提起される重要な要求」 韓国人射殺事件をめぐり金正恩が謝罪とのビッグニュースが流れる中、時節と関係のないテーマで恐縮です。それについてのコメントは、もう少し事態の推移を見た上…

9月22日 「1条項1条項実質的に執行するとき 順川地区炭鉱連合企業所党委員会事業において」 標記記事は、「党の決定と指示を一寸の違いもなく無条件に徹底して貫徹しよう」との共通題目の下に掲載された記事の一つであり、生産現場における「党決定」の…

9月22日 論説「党幹部の水準こそ事業における実績である」 標記論説は、党幹部に対して、自らの執務能力、資質の向上に向けた努力を訴えるもの。「作風(執務姿勢)さえ良ければ、群衆と息を合わせることができ、群衆との事業を円満に行えると考えるなら…

9月21日 社説「秋収と脱穀を力強く進め今年の農事を成果的に結束しよう」 標記社説は、「最近時期、続けて直面した自然災害により少なからぬ農作物が被害を受けた条件」において、「決定的に秋収と脱穀に総力を集中」すべきことを訴えるものである。 社説…

9月20日 論説「人民の信頼は幹部の高貴な財富」 標記論説は、「幹部において人民の信頼よりも貴重なものはない」として、その獲得の為に人民に奉仕すべきことを訴えるもので、かねて繰り返されてきた「滅私服務」キャンペーンに属するものである。 その点…

9月18日 崔富日について(訂正・加筆版) 今日は、「労働新聞」には、見るべき記事もないので(災害復旧関係では、先の視察時における金正恩の賛辞を敷衍して軍の貢献を称賛する「政論」と第1首都党員師団における政治教育などをとりあげた一連の記事が…

9月17日 「朝鮮労働党中央委員会部署と勤務員家族が咸鏡南北道被害地域人民を誠心誠意で支援」 標記記事によると、「朝鮮労働党中央委員会部署と勤務員家族が支援する生活用品と食料品、建設資材などを乗せた列車とトラックが咸鏡南道洪原郡と端川市、咸…

9月16日 金正恩の黄海北道金川郡江北里現地指導(補論:ニュース映像を見て) 昨日の本ブログで紹介した標記現地指導に関し、朝鮮中央放送のニュース映像を見たので、些細かつ雑駁なものだが、いくつか気づきの点を述べたい。 第一は、金正恩の歩行速度な…

9月16日 被災地復旧活動続報(剣徳地域に軍部隊到着など) 標記に関する本日の「労働新聞」記事の概要は、次のとおりである。 まず、筆頭には「首都党員師団の闘争ニュース 果敢な連続攻撃戦で日々偉勲を創造」と題する記事が掲載されている。両師団の作…