rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

幹部(イルクン)

2021年11月25日 党中央委への文化芸術部設置について 本日の韓国報道によると、統一部が朝鮮労働党中央委員会に文化芸術部が設置されていることを確認したことを明らかにしたそうである。ただ、聯合通信は、同部は過去に中央委に存在したことはなく…

2021年10月2日 最高人民会議第14期第5回会議での組織問題決定について 標記に関し報道された人物の役職などを整理した(人名は音訳)。 まず、国務委員会メンバーについて、役職を基準に解任された者と新たに選出された者の役職を対応させてみた。 …

2021年9月23日 社説「社会のすべての成員を革命化、労働階級化することについての党の方針を一貫して堅持していこう」 標記社説は、冒頭で「すべての勤労者を革命化、労働階級化することは、我が党が一貫して提起している方針である」とした上で、人…

2021年9月13日 巡航ミサイルの発射実験を実施 本日の「労働新聞」は、「国防科学院は9月11、12の両日、新しく開発した新型長距離巡航ミサイルの試射を成功裏に行った」ことを報じる記事を掲載した。 同記事によると、同試射は、朴正天(党常務委…

2021年9月9日 政権樹立73周年慶祝閲兵式を実施(9・10加筆修正版) 本日の「労働新聞」は、9月9日午前零時を前後して、平壌・金日成広場において、金正恩参席の下、労農赤衛軍、赤い青年近衛隊及び社会安全部所属の社会安全軍などによる「共和…

2021年9月9日 お詫びと訂正 9月3日付け及び7日付けの本ブログで李英吉を社会安全相と記したが、同人は、7月8日の金正恩の錦繡山太陽宮殿訪問の同行の際の位置などから国防相に配置換えされていたことが明らかになっていたことを失念していたため…

2021年9月7日 軍関係人事を決定・発表 本日の「労働新聞」は、「朝鮮労働党中央委員会政治局公報」(日付けはなし)を掲載した。 同「公報」は、政治局が朴正天を政治局常務委員会委員に選挙し、愈進、林光日、張正男(いずれも音訳)を政治局候補委員…

2021年9月3日 党中央委政治局第8期第3回拡大会議続報(人事関係) 標記会議に関する朝鮮中央テレビのニュース映像を見たので、積み残していた人事関係について分かった範囲でいくつか指摘したい。 まず、主席檀に着席したのは、前列が金正恩以下、崔…

2021年8月23日 趙勇元の報道順位について 21日付けの本ブログで紹介したところだが、金正恩の現地指導同行者に関する「労働新聞」の同日付け記事において、趙勇元の名前が鄭相学の後ろに報じられたことについて、その後、「労働新聞」の当該記事が…

2021年8月1日 東奔西走する金徳訓内閣総理 このところ金徳訓内閣総理の「現地了解」がますます頻繁に報じられている。以前は、朴奉柱党副委員長(元総理)や崔竜海最高人民会議常任委員長らによる同様の活動も報じられていたが、最近は、朴奉柱は引退…

2021年7月31日 第1回指揮官・政治幹部講習会関連続報 昨日の本ブログでは書ききれなかったのだが、昨日の「労働新聞」によると、標記講習会の参加者は、27日講習会終了後も平壌に滞在しており、28日には党中央委・中央軍事委が主催する宴会に出…

2021年7月29日 金正恩、友誼塔を参拝 本日の「労働新聞」は、7月28日、金正恩が「戦勝節」に際して友誼塔を訪問し、花輪を献じたことを報じた。友誼塔は、朝鮮戦争への中国人民志願軍の参戦を顕彰するためのものである。 金正恩は、同地で「我が人…

2021年7月20日 評論「敬愛する総秘書同志を純潔な良心と義理で奉じる真の人間になろう」 標記評論は、本日の「労働新聞」の冒頭に掲載されたもの。 金日成、金正日の下で活動した高官の例なども挙げつつ、「良心化された忠実性、まさにここに首領の思…

7月15日 国防相交代が判明 本日の韓国・聯合ニュースによると、7月8日の金正恩の錦繡山太陽宮殿参拝時の随行幹部の映像分析の結果、軍人最前列の権英進総参謀長と鄭慶沢国家保衛相の間にいたのは、李永吉(これまで社会安全相)であり、人民軍大将の肩…

2021年7月10日 論説「革命的修養と党性鍛錬を一層強化しよう」 本日の「労働新聞」冒頭に掲載された標記評論は、先の党政治局拡大会議における金正恩の発言に基づき、「幹部革命」の実践、すなわち幹部による「革命的修養と党性鍛錬」を訴えるもの。…

2021年7月9日 新たな政治局委員出現? 昨日の本ブログで紹介した金正恩の錦繡山太陽宮殿参拝に関する朝鮮中央放送のテレビニュース映像を見たところ、金正恩以下常務委員の並ぶ最前列の後ろの第2列は、概ね政治局委員によって占められているのだが、…

2021年7月8日 金正恩、錦繡山太陽宮殿を参拝(加筆版) 本日の「労働新聞」は、金日成の逝去27周年に際し、金正恩が7月8日午前零時、党高位幹部らを帯同して、錦繡山太陽宮殿を参拝したことを報じた。 おりしも、昨日には、韓国内で金正恩異常説を…

2021年7月6日 金正恩「特別命令書」の中身 本日の「労働新聞」掲載の「金徳訓総理、人民経済諸部門事業を現地了解」と題する記事の中で、同総理が「楽浪区域糧政事業所をはじめとした平壌市内の糧政部門単位(複数)を訪れ、人民生活安定のため党中央…

2021年7月2日 社説「幹部達は党中央委員会第8期第2回政治局拡大会議思想を高く奉じ、革命的修養と鍛錬をより強化しよう」 標記社説は、先の政治局拡大会議について、「幹部達をして党の幹部革命方針の重要性をもう一度再認識、再確認し、より覚醒奮…

2021年6月30日 党中央委第8期第2回政治局拡大会議を開催(加筆版) 本日の「労働新聞」は、標記会議が6月29日、党本部庁舎で開催されたことを報じる記事を掲載した。 同会議は、「一部責任幹部(高位幹部)達の職務怠慢行為を厳重に取り扱い、全…

2021年6月20日 党中央委員会第8期第3回全員会議フォローアップ 本日の「労働新聞」は、標記に関する記事が満載である。 まず、金正恩が「党中央指導機関メンバー」(=中央委員会メンバーのこと)と共に国務委員会演奏団の公演を観覧し、「全員会議…

2021年6月19日 党中央委第8期第3回全員会議が閉幕 本日の「労働新聞」は、標記会議が18日、4日間の日程を終了し閉幕したことを報じる記事を掲載した。同記事による4日目(18日)の会議開催状況は、次のとおりである。 まず、第7番目の議題と…

2021年5月18日 論説「今日の現実は積極的な実践家、創造型の実力家を要求する」 標記論説は、今日求められる「積極的な実践家、創造型の実力家」の要件として、次の3点を掲げる。 第一は、「いったん始めたことは、最後まで推し進めていく」ことであ…

2021年4月21日 社説「全党の細胞秘書は我が党の初級政治幹部としての使命と本分を全うしていこう」 標記社説は、先の党細胞秘書大会のフォローアップというべきもので、細胞秘書の役割を「細胞事業、細胞団結の作戦家、組織者」と規定した上で、それ…

2021年4月16日 金日成生誕109周年に際し多様な慶祝行事 本日の「労働新聞」は、「太陽節」(金日成誕生記念日)にあたる昨15日の様々な関連動向、慶祝行事の様子を報じている。 まず、金正恩が李雪柱夫人、趙勇元組織秘書、朴正天総参謀長、金予…

2021年4月12日 党細胞秘書大会参加者のための講習会を開催 本日の「労働新聞」は、4月9日から11日までの3日間、標記講習会が開催されたことを報じている。 そこで報じられた主な講習内容は、①党細胞を総秘書同志の唯一的領導体系が確固として立…

2021年4月9日 党第6回細胞秘書大会が閉幕 本日の「労働新聞」は、標記大会3日目(4月8日)の状況に関する記事を掲載し、その閉幕を報じた。 まず、同日の概況を紹介すると、最初に昨日に続いて9人が「討論」を行った。初日から「討論」を行った者…

2021年4月8日 党細胞秘書大会2日目状況(加筆版) 本日の「労働新聞」は、標記大会2日目(4月7日)の状況を報道、その概況は次のとおり。 まず、会議全般に関しては、金正恩は出席せず、組織秘書・趙勇元及びその他の党秘書が「政治局常務委員会の…

2021年4月7日 朝鮮労働党第6回細胞秘書大会が開幕 本日の「労働新聞」は、標記大会が金正恩の指導の下、4月6日から開催されていることを報じた。なお、同大会参加者については、既に、3日に平壌に到着、4日に錦繡山太陽宮殿参拝、5日に万景台革…

2021年3月22日 評論「3位1体を徹底して保障するところに単位発展の決定的担保がある」 「3位1体」については、「党の方向舵役割」を論じた3月12日付けの論説の中で各単位の運営における「党委員会の集団的指導」の具体的方法として必要性が主張…