rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

幹部(イルクン)

2023年3月15日 社説「人民経済計画を違えることなく遂行する強い規律を確立しよう」 標記社説は、先の党中央委第8期第7回全員会議において「人民経済計画遂行規律を徹底して確立すること」が議題とされ、当該の決定がなされたことを受けたものであ…

2023年1月29日 社説「党中央の構想と意図を実現する上で道党委員会の役割を決定的に高めよう」 標記社説は、先の党中央委員会第8期第6回全員会議で金正恩が「報告」の中で、党関係で道党委員会及び道党責任秘書の役割向上を訴えたことを受け、会議…

2023年1月28日 金予正が米国の対ウクライナ戦車供与を非難の談話発表 朝鮮中央通信は、1月27日、米国の対ウクライナ戦車供与決定を非難する金予正党中央委員会副部長名義の同日付け談話を報じた。その骨子は、次のとおり。 「米国が、最近は自分ら…

2023年1月27日 社説「幹部は党性、革命性、献身性を発揮し党決定を着実に、確実に執行していこう」 標記社説は、幹部に対し奮闘、献身を呼びかけたもの。具体的な要求として掲げられているのは、次のような点である。 まず、「党決定の運命が自分の肩…

2023年1月21日 最高人民会議開催状況(続報3):「平壌文化語保護法」など ア 「平壌文化語保護法」について 「報告」:「言語生活において主体を徹底して立てる事業の重要性について強調」、「言語生活領域における非規範的な言語要素を排撃」する…

2023年1月3日 党中央委第8期第6回全員会議拡大会議結果まとめ 1月1日付け「労働新聞」には、予想どおり、12月26日から31日まで6日間にわたり開催された標記会議に関する記事が掲載された。それは、基本的には、既にこれまでの報道で紹介さ…

2022年11月14日 評論「我が地で我々のものをもってできないことはない」 標記評論は、端的に言うと、既存制度に対する自信感、信頼の堅持を訴えるもの。 まず、「偉大な歴史と精神、伝統が創造されたこの地において豊富な闘争経験をもって強力な力を…

2022年10月18日 金正恩、党中央幹部学校を訪問、記念講義を実施 本日の「労働新聞」は、金正恩が10月17日、党中央幹部学校を訪問し、学校関係者との記念写真撮影、校内視察などに続いて、「新時代の我が党建設方向と朝鮮労働党中央幹部学校の任…

2022年9月26日 党中央委第8期第10期政治局会議を開催 本日の「労働新聞」は、標記会議が9月25日開催されたことを伝える記事を掲載した。同記事の骨子は、次のとおり。 参加者:政治局常務委会委員、政治局委員、候補委員(金正恩は出席せず) …

2022年9月11日 最高人民会議第14期第7回会議2日目の開催概況 非常に遅ればせながらではあるが、9月9日付け「労働新聞」が報じた、9月8日の標記会議開催状況の概要を整理しておきたい。 同記事は、それに関し、①金正恩の施政演説、②第3議題「朝…

2022年8月11日 全国非常防疫総括会議を開催、金正恩が演説 本日の「労働新聞」は、「内閣が招集」した標記会議が8月10日、金正恩の「指導」の下、開催されたことを伝える記事及び同会議における金正恩の「演説」と金徳訓総理の「報告」及び5人の…

2022年6月20日 論説「党決定は革命の要求であり人民が与える至上の命令である」 標記論説の掲げる「党決定」というのは、当面、先の中央委員会全員会議の決定を念頭に置いたもののようで、まず、「党中央委員会第8期第5回全員会議の決定を徹底して貫…

2022年6月13日 党中央委秘書局会議を開催 本日の「労働新聞」は、標記会議が6月12日、金正恩が「司会」して開催されたことを伝える記事を掲載した。 同記事は、会議出席者として、金正恩のほか「秘書である」趙勇元、朴正天、李炳哲、李日換、金在…

2022年6月12日 中央委員会詳報 標記会議の開催状況に関しては、昨日の本ブログで概略紹介したが、金正恩の「結論」、「報告」の注目点及び主な人事異動について、改めて整理しておく。 金正恩の第2議題(本年上半期総括)に関する「結論」、第3議題…

2022年4月26日 朝鮮人民革命軍創建90周年慶祝閲兵式を挙行 本日の「労働新聞」は、標記閲兵式が4月25日、盛大に挙行されたことを伝える記事をその写真151枚とともに掲載するとともに、そこでの金正恩の演説の全文を掲載した。 また、それとは…

2022年4月16日 金日成誕生110周年関連行事続報 本日の「労働新聞」に掲載の標記行事のうち、主なものは、次のとおりである(実施日はいずれも4月15日)。 「偉大な首領金日成同志の誕生110周年慶祝中央報告大会及び平壌市群衆示威(パレード…

2022年3月4日 社説「全党の初級党秘書は党中央と人民の期待に決死の実践で報いよう」 標記社説は、言うまでもなく、第2回初級党秘書大会が終了したことを受けたものである。まず、同大会の「基本精神、基本思想は、初級党秘書が真の母の心情で、誠実…

2022年3月3日 金正恩、第2回初級党秘書大会参加者らと記念写真撮影及び記念植樹 本日の「労働新聞」は、金正恩が3月2日、標記の活動を行ったことを報じる記事をそれぞれ掲載した。 まず、記念写真撮影については、同大会会場を前に行われたもので、…

2022年3月1日 第2回初級党秘書大会閉幕、金正恩が「結語」と「閉会辞」 本日の「労働新聞」は、標記大会が2月28日、閉幕したことを報じるともに、そこで行われた金正恩の「結論」を伝える記事及び同人の「閉会辞」を掲載した。 これら記事によると…

2022年2月28日 第2回初級党秘書大会2日目会議続行 本日の「労働新聞」の第1面は、標記会議2日目(27日)の状況を報じる記事及びその写真で埋められた。 同記事は、「趙勇元同志が(同日の)会議を指導した」とした上で、同日、15人が討論を行…

2022年2月27日 朝鮮労働党第2回初級党秘書大会が開幕 本日の「労働新聞」は、標記大会が26日、開幕したことを伝えるとともに、そこでの金正恩の「開幕辞」を詳細に報じている。 まず、大会に参加したのは、①党政策貫徹において模範的な工場、企業所…

2022年2月20日 蓮浦野菜温室農場建設着工式(補論) 標記着工式の状況は、昨日のブログで紹介したところだが、今日になって、朝鮮中央放送が報じた映像番組を見たので、それを通じて確認できた点、感じた点などをいくつか紹介したい。 まず、出席軍高…

2022年2月10日 「党中央幹部学校」とは?(11日加筆版) 本日の「労働新聞」は、2月9日に「偉大な領導者金正日同志の不滅の革命業績を深く体得するための中央研究討論会」が開催されたことを報じる朝鮮中央通信の記事を掲載している。そこでの討…

2022年2月5日 金正恩の「旧正月慶祝公演」観覧報道をめぐって 紹介が遅れたが、2月2日の「労働新聞」は、金正恩が夫人の「李雪柱女史」と共に1日に「旧正月慶祝公演」を観覧したことを報じる記事を掲載した。同記事は、この際の同行幹部として、党…

2022年1月12日 極超音速ミサイルを再発射、金正恩が参観(加筆版) 本日の「労働新聞」は、金正恩参観の下、国防科学院が11日、極超音速ミサイルの発射実験を行ったことを伝える記事を掲載した。同記事の骨子は、次のとおりである。 参観者:金正恩…

2022年1月10日 党中央委第8期第4回全員会議コメント(その4:人事関係) 時期を逸してしまったが、標記会議における人事異動結果に関し整理しておきたい。 その概要は、1月1日の本ブログで記したとおり、同日「労働新聞」に別途掲載された全員会…

2021年12月18日 金正日逝去10周年関連動向(続報) 本日の「労働新聞」は、標記に関し、17日、錦繡山太陽宮殿広場において、金正恩以下幹部総出の中央追慕大会が開催されたこと、同日、金正恩以下「党と政府の幹部」が同宮殿を参拝したことを報…

2021年12月17日 金正日逝去10周年関連動向 本日は、2011年12月17日に金正日が死去して10周年にあたる。「労働新聞」は、これに関して、12月に入って以来、金正日追慕の記事を種々掲載してきたが、17日には、社説「偉大な領導者金正…

2021年11月25日 党中央委への文化芸術部設置について 本日の韓国報道によると、統一部が朝鮮労働党中央委員会に文化芸術部が設置されていることを確認したことを明らかにしたそうである。ただ、聯合通信は、同部は過去に中央委に存在したことはなく…

2021年10月2日 最高人民会議第14期第5回会議での組織問題決定について 標記に関し報道された人物の役職などを整理した(人名は音訳)。 まず、国務委員会メンバーについて、役職を基準に解任された者と新たに選出された者の役職を対応させてみた。 …