rodongshinmunwatchingのブログ

主に朝鮮労働党機関紙『労働新聞』を通じて北朝鮮の現状分析を試みています

指導者論

2022年3月27日 24日発射のミサイルは、「火星15」? 本日の聯合通信記事によると、米韓軍事当局は、北朝鮮が24日に発射したミサイルについて詳細に分析した結果、北朝鮮が発表した新型の「火星17」ではなく、2017年11月に打ち上げた「…

2022年3月26日 政論「偉大な人民の矜持、空土にあふれる」 標記政論は、24日の「火星17」打ち上げ成功を称えたもの。例によって長文であるので、目についた表現だけ、つまみ食い的に紹介したい。 まずは、実験成功の報道を受けて、全国に「万古絶…

2022年3月16日 金正恩、完工間際の平壌市内住宅建設場を現地指導 本日の「労働新聞」は、昨年3月に着工し、来る4月15日の金日成誕生110周年の完工を目指している平壌市内松新、松華地区の1万戸住宅建設場を現地指導したことを伝える記事を掲…

2022年3月12日 評論「母なる党の崇高な後代観、未来観が映された愛の法典」 標記評論は、本日の「労働新聞」第1面に、「最高人民会議第14期第6回会議において採択された朝鮮民主主義人民共和国育児法の条項を読み解く」とのサブタイトルを付して…

2022年3月3日 金正恩、第2回初級党秘書大会参加者らと記念写真撮影及び記念植樹 本日の「労働新聞」は、金正恩が3月2日、標記の活動を行ったことを報じる記事をそれぞれ掲載した。 まず、記念写真撮影については、同大会会場を前に行われたもので、…

2022年2月25日 社説「革命的な思想攻勢をより強力に行っていこう」 本日の「労働新聞」は、第1面に思想(宣伝扇動)活動に関する記事を集中的に掲載しており、標記社説も、その一環をなすものである。 社説は、「思想攻勢」の目的に関し、まず、「今…

2022年2月16日 社説「偉大な領導者金正日同志の高貴な革命生涯と業績を長く輝かせ、主体の社会主義偉業を最後まで完成させていこう」 標記社説は、いうまでもなく、今日が金正日誕生80周年記念日にあたることから掲載されたものである。したがって…

2022年2月15日 第2回建設部門幹部大講習が閉幕(加筆版) 本日の「労働新聞」は、2月8日から1週間にわたり、「『主体建築の飛躍的発展と建設の大繁栄期』との主題で行われた」標記会合が14日閉幕した旨を伝える記事を掲載した。同会合に関する…

2022年2月14日 第2回初級党秘書大会の今月下旬開催を決定 本日の「労働新聞」は、「朝鮮労働党第2回初級党秘書大会が招集される」と題する記事を掲載し、同大会が「2月下旬、首都平壌で開催されることになる」と報じた。 同記事によると、同大会の…

2022年2月5日 金正恩の「旧正月慶祝公演」観覧報道をめぐって 紹介が遅れたが、2月2日の「労働新聞」は、金正恩が夫人の「李雪柱女史」と共に1日に「旧正月慶祝公演」を観覧したことを報じる記事を掲載した。同記事は、この際の同行幹部として、党…

2022年1月28日 ミサイルの連続試射及び金正恩の現地指導等を一挙に報道 本日の「労働新聞」は、盛りだくさんの内容である。 まず、国防科学院によるミサイル試射の連続的実施に関する記事から紹介したい。同記事は、「党中央委軍需工業部幹部と国防科…

2022年1月24日 政論「百折不屈の精神」 標記政論は、「全国が果敢な突撃戦の気象である」とし、「今日の突撃戦は党決定決死貫徹戦であり、各人間の不屈性は、党決定を貫徹するための実践闘争によって検証される」として、困難・逆境の中でも「党決定…

2021年12月22日 政論「主体革命偉業は永遠に乗勝長躯するであろう 第3編 偉大な党、偉大な人民」 標記政論は、20日掲載の第2編に続くもので、表題に示されている通り、金正恩の党に対する指導及びその人民との関係などをテーマに過去10年間の…

2021年12月20日 政論「主体革命偉業は永遠に乗勝長躯するであろう 敬愛する金正恩同志の領導にしたがって力強く前進してきた聖なる10年の革命旅程に謹んでこの文章を捧げる」 標記政論は、14日に掲載された同じ表題の政論の続編であり、今日は、そ…

2021年12月18日 金正日逝去10周年関連動向(続報) 本日の「労働新聞」は、標記に関し、17日、錦繡山太陽宮殿広場において、金正恩以下幹部総出の中央追慕大会が開催されたこと、同日、金正恩以下「党と政府の幹部」が同宮殿を参拝したことを報…

2021年12月17日 金正日逝去10周年関連動向 本日は、2011年12月17日に金正日が死去して10周年にあたる。「労働新聞」は、これに関して、12月に入って以来、金正日追慕の記事を種々掲載してきたが、17日には、社説「偉大な領導者金正…

2021年12月14日 金正恩執権10年を回顧する「政論」の連載を開始 本日の「労働新聞」は、「主体革命偉業は永遠に乗勝長躯するであろう 敬愛する金正恩同志の領導にしたがって力強く前進してきた聖なる10年の革命旅程に謹んでこの文章を捧げる」と題…

2021年12月8日 金正恩が軍事教育幹部大会参加者と記念写真を撮影 本日の「労働新聞」は、金正恩が12月7日、先に開催された朝鮮人民軍第8回軍事教育幹部大会の参加者らと記念写真を撮影したことを報じるとともに、記念写真5葉を掲載した。 これに…

2021年12月7日 朝鮮人民軍第8回軍事教育幹部大会を開催 本日の「労働新聞」は、標記大会が12月4日から5日の2日間、金正恩の参加・指導の下開催されたことを報じる記事を掲載した。 同大会への参加者は、「模範的な軍事教育幹部と総政治局、国防…

2021年12月1日 社説「偉大な領導者金正日同志の愛国念願を奉じ、社会主義強国建設を力強く推進していこう」 標記社説は、今月に金正日の命日(10周忌)を迎えることにちなんで掲載されたものと思われる。このほかにも、本日の「労働新聞」は、金正…

2021年11月19日 第5回3大革命先駆者大会が開幕 本日の「労働新聞」は、標記大会が18日に開幕したことを報じる記事及び金正恩が同大会参加者に送った書簡「3大革命の火の手を強く燃え上がらせ社会主義の全面的発展を成し遂げよう」の全文を掲載…

2021年11月16日 金正恩が三池淵市を現地指導 本日の「労働新聞」は、標記現地指導を報じる記事を掲載した。現地指導の日付は例によって報じられていない。 まず、随行者は、趙勇元秘書、金徳訓総理、朴正天秘書、金在龍組織指導部長、朴勲副総理及び…

2021年11月12日 「金正恩同志革命思想」出現(13日加筆版) 昨日の本ブログで「金正恩主義」に言及したばかりだが、朝鮮中央テレビの11日午後8時のニュース番組を見たところ、標記の表現に遭遇した。 それは、10日に行われた、温泉水を利用し…

2021年11月11日 「首領」の在り方をめぐって(雑感) このところ金正恩に対する無条件絶対の帰依を勝利の要諦として訴える論調が続いていることは、昨日の本ブログでも指摘したばかりだが、本日の「労働新聞」冒頭に掲載の評論「偉大な首領を高く奉…

2021年11月10日 論説「敬愛する総秘書同志の絶対的な権威は我が人民の自負心であり栄光である」 標記社説は、「金正恩の絶対的な権威」をキータームとして、同人への忠誠とその指示の実践を訴えるものである。 まず、金正恩の「絶対的な権威」の根拠…

2021年11月8日 政論「鍵となる初年度戦闘のゴールが遠くない、必勝の信念高く勇気百倍して前へ!」 標記政論は、結論から言うと、11月3日付けの社説と同様、金正恩に対する忠誠、信頼を梃子として今年の課題達成に向け奮闘することを呼びかけるも…

2021年11月3日 社説「党中央の周囲に全民が固く結集した団結の力で社会主義建設の新たな発展期を力強く切り開いていこう」 標記社説は、まず、「敬愛する総秘書同志の周囲に千万が固く結集した団結の力」の重要性について、それが「革命的進軍を阻害…

2021年10月22日 論説「運命も未来もみな引き受け守ってくださる偉大な親を首領として奉じる人民の栄光、限りない」(10月23日記) 10月21日の社説は、金正恩の権威高揚に向けた思想活動強化を呼びかけたものであったが、標記論説は、早速、…

2021年10月15日 社説「全国が党中央と思想と志、行動を共にする一つの生命体になるようにしよう」(10月16日記) 標記社説は、10日の党創建記念講演会における金正恩の演説に含まれる言葉を標題にしたもので、「全国が党中央と思想と志、行動…

2021年10月14日 記事「国防発展展覧会に対する関心と参観熱気高潮」 本日の「労働新聞」に掲載された標記記事は、11日に開幕した国防発展展覧会の参観状況を報じるものであり、12日には、「党中央委員会の幹部と市・郡・連合企業所の党責任幹部…